長期相場・判定ナビ(LMI)
ファンダメンタルズ(US株価利回り・金利・物価・原油・ISM製造・住宅・雇用指標)だけで算出する長期相場のブル・ベア測定器。投資を有利に勝ち抜くために、ナビをベースに細やかなテクニカル分析を加味していきます!
 
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朝香友博

Author:朝香友博
成長企業アナリスト/投資家
(2倍・10倍・100倍・万倍株を研究)

 
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紹介文:<内容(codoc版も以下に準じます)>


☆『相場観と市場動向』
相場のリスクオン・オフや
景気サイクルでの位置づけなどを、
長期、中長期、短中期、短期の視点から
国内外の200以上の金利や株価水準や
経済指標等により分析した記事。
LMIという独自のスコアでの分析も提示します。

原則として
週次更新ですが、
相場の変動が激しい場合には、
短期デイリーベースで
相場観とポジションの更新
もしくはそれに準ずるフォローを
想定しています


当マガジンでは、
短期は~1年、短中期は~3年
中期は3-5年、中長期は3-7年、
長期は7-15年、超長期は15-20年の設定。

これは企業の中期経営計画が
概ね3年後を指す標準的な設定であり、
それと歩調を共にする時間軸設定であります。

中長期投資で最も大事な
時間を味方につけるという観点と
不況・好況の上り坂で買って
好況絶頂で売り始めるという
運用サイクルの面からも、
重要な設定だと考えております。

よって、
デイトレ趣向の方や、
超短期トレードでは重要な
買値からたった8%マイナスで損切等の
スタンスの方にとっては
当マガジンが馴染めないコンテンツと推察し、
別の参考資料やコンテンツを
お探しになることをお勧めいたします。


☆注目株・割安度スコア
中長期成長株を基本に選定した企業の
注目ポイントと独自の割安度指標を掲載。
(不定期ですが原則1カ月に1度は更新予定)


※相場の状況により注目銘柄の更新が
無い月もございますが、
その場合には翌月等に更新した際に、
更新の無かった該当月の購読権利で
その内容をお読みできるような
対応をさせて頂きます。
(具体的には翌月や翌々月の更新時に、該当月の最終日の日付で更新時の記事をアップさせて頂くことで補填をさせていただきます)


☆その他
・チャート解説
・リスクオン・オフの実況解説
・国際見本市や世界での視察のこぼれ話
など、

なかなか無料記事では
全面的に公開して書けない話も
不定期・有料記事にてアップすることがございます。


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単独記事をすべて別々に購読した場合は、
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(2020年6月一部改訂/2023年9月加筆)

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長期相場・判定ナビ(LMI)の基本的な使い方とヒストリカルデータ


最新長期相場・判定ナビ(LMI数値)のデータコチラご参照ください。
(なお、長期10倍・100倍・1000倍株のバリュエーション計測事例コチラから)


 
長期相場・判定ナビ<LMI=Leading Market Indicator>

※長期相場・判定ナビ(LMI)とは、
米国の金利・株式/配当利回り・物価&原油価格・住宅・労働市場などの数値を複合し、
中長期的に「株価の割高・割安(お値打ち感)/ブル・ベア優勢」を判定する伝家の宝刀。
日本株の戦略を組むことにも役立つことでしょう。



◇LMI長期推移・チャートデータ
LMI202109 1
(初めて参照される方は用語・構成要素などの解説はコチラをご参照ください)



◇長期相場・ナビ(LMI)の使い方・活用法

LMIの基本的な使い方は、
以下の通りです。
(もっと詳しい使い方解説・データ・構成要素・用語の解説はコチラ

また、
指数の構成要素は
下記になります。

・朝香イールド・スプレッド(ACYS)の構成要素
(全US指標)
┣株価利回り(S&P500 単純株式利回り)
┣シラーPER版・株式利回り
┣配当利回り
┣政策金利(FF金利)
┣10年金利
┣2年金利
┣3か月金利
┣CPI(消費者物価指数)


・ブル・ベア指数(BBI)の構成要素
(全US指標)
┣ACYS(朝香イールド・スプレッド)
┣1年金利
┣ISM製造業景気指数
┣WTI原油先物価格
┣住宅指標(着工・供給在庫・30年ローン金利を調合)
┣雇用指標(失業率・非農業部門雇用者数と内訳を調合)

なお、
ブル・ベア指数
(BBI=Bull Bear Index)は
朝香イールド・スプレッドをベースに
上記の王道経済指標を加味した独自指標。

株価が主要な経済指標から鑑みて
割高・割安(お値打ち感)を判定します。




<簡易版>
0を分岐にプラスならブル、マイナスならベアを優勢に投資戦略を組み立てる
(中長期レンジで、仮に株価が下げていてもプラスならブルが報われ、マイナスなら上げていてもベアが報われていきやすい事を意味し、株価が上昇に転じてブルが続けばロングホールドと押し目買い、株価が下落に転じてベアが続けばショートやディフェンシブ属性の買いが報われやすいと読み解き活用します)
 
ACYS・BBIが両方ともプラス
=長期相場でブル・買い優勢で臨むべき時、あるいはそれが近づくサイン

ACYS・BBIが両方ともマイナス
=長期相場でベア・売り/ヘッジ優勢で臨むべき時、あるいはそれが近づくサイン

2つの指標がプラスとマイナスでわかれた時
=ブルorベア姿勢を継続しつつ、ロング・ショートの二刀流も駆使して流れの転換まで柔軟かつ中立で臨む


LMIを構成する2指数の、
プラスの数値が大きい=割安感が大きくお値打ち度が高い、
マイナスの数値が大きい=割高感が大きくお値打ち感が低い、
との判定が基本形。

なお、
ACYS・BBIが共にプラス(ブル)から
3カ月連続で±で逆になったときにはニュートラル判定とし、

そこから、
ACYS・BBIが揃ってマイナスになったらベア判定し、

さらにその先で、
ACYS・BBIが2つともプラスに転じて、
ブル判定とする。


今後の株価が、
そういう方向性を織り込んでいく可能性を鑑みて、
日々の相場に臨んでいく参考指標とします。


<直近20年の拡大図>
2002年~2021年のLMI推移チャート
LMI2002-2022.jpg
※赤矢印はベア優勢、緑の矢印はブル優勢で投資戦略を組む時期
※黄色の丸は株を長期・お値打ちで仕込める「黄金の下り坂」の時期
※2020年春の黄色の丸は「黄金の下り坂」というよりは、LMIがマイナス転換もせずブル優勢のまま留まり、短期一瞬の好機で終わった「銀の崖」という感じ


上記のチャートの少し前から、
過去のブルベア判定を記載しておきます。

・1997年8~9月:ニュートラルへ
(それまで1990年12月~91年1月から続いたブル判定から、ニュートラルへ転換)
・1999年10~11月:ベアへ
(短期的にはまだ最後の上昇も意識しながら、中長期的には下り坂も意識。そして、ITバブルがあくまでも短中期相場であり、中長期的にはニュートラルの中の反騰であったため、このLMIと別に、短期相場を取るための短期的な尺度<ブログでは日々の相場観でカバーするポジションなど>も必要です。この時期はバフェットも砂上の楼閣的な株高と表しており、わたしのLMIでも金利などの経済指標からブルにはなりませんでしたので補足まで)
・2001年6~7月:ブルへ
(短期的にはまだ最後の下げを覚悟しつつ、中長期的にはここから少し長い買い下がりへ)
・2007年4月:ニュートラルから
・2007年5~6月:ベアへ
・2008年10~11月:ブルへ
・2018年7~8月:ベアへ
・2019年1~2月:ブルへ
・2021年7月:ニュートラルへ
(直近)
・2021年9月:ベアへ
(2021年秋、目先は短期の上昇を見込んで活かしつつ、中長期視野では下り坂も視野にすべきサインでした。このLMIがあれば、相場過熱・それ以降の弱気相場警戒サイン点灯を活かすことができたでしょう・・・)


この指標は、
ベア軌道を2022年1月1週目まで
メインシナリオにできなかった私が
悔しさを胸に、

今後の投資戦略に役立てるため
新開発した相場の武器。

この指標を
季節と天気で例えるなら、

この長期相場・判定ナビ(LMI)は、
相場の四季(春夏秋冬)の到来・移り変わりを
(事前に)教えてくれるもので、

日々の相場観でのコメントや分析は
その季節の中での晴れ・雨・くもりなどの
小局天気だと捉えてみてください。
(例えば直近の22年5月中下旬にナスダックやハイテク株等のヘッジを日々解消させ、さらに米イノベ株をまずは自律反発狙いで買ったものの、すでにブログでご報告したように数日前にその分はすべて売って、今度は再びヘッジを再開したのも、LMIに基づく中長期目線での優勢潮目を受けての戦術的判断でもありました)

また、
上記は米国S&P500の株価推移ですが、
日本株もここぞという天底は連動してきたため
長期投資(運用)を圧倒的有利にする
武器になりそうです。

王道のファンダメンタルズで算出する判定ナビで
長期相場の大局観を持ったうえに、
テクニカル分析を細やかな精査に用いれば、
鬼に金棒!!

このブル・ベア測定器が
長期投資を圧倒的有利に戦うための
強力な参考指標になれば幸いです。


◇今後のLMIの更新タイミング予定
米国消費者物価指数発表から1週間以内を目安(月次)
┣金利など算入指標の(平日の)大きな変動を避けるため、原則として該当週の週末に算出予定

その他、
もっと詳しい活用の流れ・データ・構成要素・用語解説はコチラ
あるいは以下のリンクからご参照ください。


ご参考まで。


【完成】長期投資を有利に勝ち抜くための『長期相場・判定ナビ』

=======================
◎最新の長期相場・判定ナビ(LMI)は開始準備中
(6月12日から月次更新予定)。
◎5月版は相場観付録企画にひとまず収録済み
=======================

先日開発の背景と想いに綴ったように、
2021年末に確率優勢の相場・想定線を算出できず、
翌1月初旬以降で相場対応に追われた事を改善する為、

従来は手薄だった
70年代インフレ景気・株式指標のデータ分析を手厚くし、
長期相場のお値打ち感(割高・割安)を測る
ナビの開発を進めてきました。

その結果、
長期投資(運用)における
伝家の宝刀ともいうべき、
納得のいく指標が仕上がりました。

詳細は後述にて
ご確認頂きたいのですが、

王道のファンダメンタルズで算出する判定ナビで
長期相場の大局観を持ったうえに、
テクニカル分析を細やかな精査に用いれば、
鬼に金棒!!

このブル・ベア測定器が
長期投資を圧倒的有利に戦うための
強力な参考指標になれば幸いです。

なお、
これを活かした付録企画の番外編を後日UPし、
今後は2022年6月から月次更新していく予定です。


では、
さっそく以下にてご紹介します!
 
 
長期相場・判定ナビ<LMI=Leading Market Indicator>
 
LMI202109 1

これが波乱相場で活躍期待の
長期相場の心強い友・判定ナビ(LMI)になりますが、
まず各指標・構成説明をざっと一読ください。


◇朝香イールド・スプレッド
ACYS=Asaka Composite Yeild Spread)

株式利回りと債券・政策金利との調整利回り差に
物価変動を加味した独自指標。

株価が金利と物価から鑑みて
割高・割安(お値打ち感)を判定します。
(先日暫定版としてご紹介した指標はこのイールド・スプレッドになります)

・朝香イールド・スプレッド(ACYS)の構成要素
(全US指標)
┣株価利回り(S&P500 単純株式利回り)
┣シラーPER版・株式利回り
┣配当利回り
┣政策金利(FF金利)
┣10年金利
┣2年金利
┣3か月金利
┣CPI(消費者物価指数)

◇ブル・ベア指数
(BBI=Bull Bear Index)

朝香イールド・スプレッドをベースに
王道の経済指標を加味した独自指標。

株価が主要な経済指標から鑑みて
割高・割安(お値打ち感)を判定します。

・ブル・ベア指数(BBI)の構成要素
(全US指標)
┣ACYS(朝香イールド・スプレッド)
┣1年金利
┣ISM製造業景気指数
┣WTI原油先物価格
┣住宅指標(着工・供給在庫・30年ローン金利を調合)
┣雇用指標(失業率・非農業部門雇用者数と内訳を調合)



◇長期相場・ナビ(LMI)の使い方・活用法

続いて、
LMIのカンタンな使い方は、
以下の通りです。


<簡易版>
0を分岐にプラスならブル、マイナスならベアを優勢に投資戦略を組み立てる
(中長期レンジで、仮に株価が下げていてもプラスならブルが報われ、マイナスなら上げていてもベアが報われていきやすい事を意味し、株価が上昇に転じてブルが続けばロングホールドと押し目買い、株価が下落に転じてベアが続けばショートやディフェンシブ属性の買いが報われやすいと読み解き活用します)
 
ACYS・BBIが両方ともプラス
=長期相場でブル・買い優勢で臨むべき時、あるいはそれが近づくサイン

ACYS・BBIが両方ともマイナス
=長期相場でベア・売り/ヘッジ優勢で臨むべき時、あるいはそれが近づくサイン

2つの指標がプラスとマイナスでわかれた時
=ブルorベア姿勢を継続しつつ、ロング・ショートの二刀流も駆使して流れの転換まで柔軟かつ中立で臨む


他の数多の指標やチャートサインなどで
細かいチューニングは必要となりますが、
以上がLMIに基づく基本スタンスとなります。

なおLMIを構成する2指数の、
プラスの数値が大きい=割安感が大きくお値打ち度が高い、
マイナスの数値が大きい=割高感が大きくお値打ち感が低い、
と判定し、

今後の株価が、
そういう方向性を織り込んでいく可能性を鑑みて、
日々の相場に臨んでいく参考指標とします。


また、
この指標を
季節と天気で例えるなら、

この長期相場・判定ナビは、
相場の四季(春夏秋冬)の到来を
(事前に)教えてくれるもので、

日々の相場観でのコメントや分析は
その季節の中での晴れ・雨・くもりなどの
小局天気だと捉えてみてください。


<おおまかな活用の流れ>
①(21年9月のように)2指標がマイ転すれば、長期天井圏を警戒して売り上がる/守りを始めて備えていく
(各自の投資姿勢や戦略に従ってキャッシュ増や割高な銘柄を売って、よりディフェンシブな銘柄に資金を振り向ける等。ブログで触れた年末・年明けの保険・資源・配当株/ETFの仕込みは、このLMIがあれば秋から十分に準備をすることができたと思います)
②(22年1月のように)売り優勢・天井崩落到来で下げて儲かるヘッジ・保険対応orディフェンシブ株orキャッシュ増などで守りを強める
③どちらかの指標がプラス圏に転じてくれば、一段の急落・調整、10年に一度の買い時に備える
(短期相場で陰の極がでれば短期的には底値の打診買い開始のケースもあり)
④2指標がプラスに転換すれば、底値圏と判断して「黄金の下り坂」を買い下がる
(細かい状況はその時のチャートや環境次第ですが、ヘッジ・保険対応は最後の勝負・完全解消に向けた時)
⑤2指標が+2.5~5超なら株式市場は緊急事態でも大底圏と判断し、世紀の逆張り・ここぞとばかり買い向かう
(テクニカルでも週足・月足ベースでこういう時には大きな出来高ができたりするものです)
⑥(直近では20年4-7月以降)指標が極端なプラスから低下しても、マイナス転換までずっとブル、常に調整は押し目
⑦どちらかの指標がマイ転したら、投資姿勢はニュートラルにした上で、両指標のマイナス転換まで相場に乗り続ける
(なお、この際にはテクニカルでの相場の天井圏警戒サインやトレンド崩壊もあわせてチェックして最終判断)
⑧最初の①に戻る。相場の歴史と賢明なる投資運用はこの繰り返し
 


<過去推移の拡大図>
 
1967年~1987年のLMI推移チャート
LMI 1967-1987
※赤矢印はベア優勢、緑の矢印はブル優勢で投資戦略を組む時期



1985年~2003年のLMI推移チャート
LMI1985-2003.jpg
※黄色の丸は株を長期・お値打ちで仕込める「黄金の下り坂」の時期



2002年~2021年のLMI推移チャート
LMI2002-2022.jpg
※2020年春の黄色の丸は黄金の下り坂というよりは、短期で一瞬の好機で終わった「銀の崖」という感じ


これまでのLMIの推移を
チェックしたわけですが、

過去55年間の相場において、
米国株はもとより、
日本株もここぞという天底は連動してきたため
長期投資(運用)を圧倒的有利にする
武器になりそうです。


また、
一般的には、
ファンダメンタル指標は景気を、
テクニカル指標は株価の見極めに
利用するのですが、

このLMIは、
ファンダメンタル指標を
株の運用目的に特化して活用していることが
ユニークな点かもしれません。




<LMIのマイ転と黄金の下り坂についての所感>

2001~2003年も、
2008年10月~2009年2月も、
まだ記憶に新しい2020年2月~3月も
変動の激しい「ブル・ベア指数(BBI)」は、
7.5~10ポイント超のプラス、

つまり、
株価利回り・金利並びに各経済指標からみて
株価は劇的にお値打ち感ある激安!!
だからガンガン買い続けて良し、
と示唆しており、

株価の下がりは
きついかもしれませんが、
明確な根拠があれば話は別です。

これからは、
今までの複雑かつグラフいっぱいだった
従来の提示しにくい指標MAPではなく、
この分かりやすいLMIを活用しながら、
相場と戦えるわけです。

そして上記のような、
割安な株価がさらに劇的に売り込まれる
「黄金の下り坂」を買える長期投資家こそが、
ウォーレンバフェットやカルロス・スリムのようになれると心得、
これからの相場に相応の準備を整えて、
ワクワクしながら臨んでいきましょう。
(6/3追記:なお、常に相場は「今」しかわかりませんので、自律反発にすぎないと見なした22年5月が底となる可能性を示す別のファンダメンタル指標のサインなどもありますので、そこだけをひたすら待つのではなく、そういう展開にイザなった時に、ガンガン買う余力なんてないよ・・・とならないように日々の相場に対応していく必要があるのです)

仮に10,000円で買った100円の株価(1単元100株)が
10円になれば含み損は9割ですが、
買った時は1束(1単元)しか買えなかった株も、
今度は同じ10,000円で同じ企業の将来性を10束も
大人買いできるではないですか!

2000年12月に9割減を喰らった際には投資1年生で、
まだこういう発想は無かったのですが、

株価は崩壊しても、
投資先の事業・経営は崩壊しておらず、
懸命に製品・サービスを世の中に提供し、
将来の絵図実現に向けた動きが多少遅くなっても
有望性が保持されているなら、

株価の崩壊は
価値のあるものを安く買えるバーゲン、
そう捉えていただきたいのです。
(狙っていた商品が半値以上に安くなったら基本的にはみなさん喜ぶでしょ!なんでバッグや時計やお肉や洋服のバーゲンは待てて活用できるのに、企業のバーゲンは喜ばないなんて・・・もちろん、熟成ワインと同じですぐ飲めないし、利は得れない=寝かせる時間・マネーが必要で一概には比較できない部分もありますが、本来投資を続けていくなら、バーゲン万歳でいきたいものです。もっとも、どうしても余裕のない方は企業を絞るか、このLMIがプラ転してからでもいいので、長期相場の波をテコにして波乱相場を生き抜き、投資の果実を得て欲しいと思います)

◇LMIの更新予定頻度
米国消費者物価指数発表から1週間以内を目安(月次)


◇次回の更新予定
当面はこのブログにて更新していきます。
次回は6月12日(日)の予定です。
(雇用統計や消費者物価の詳細値の吸い上げ・分析が早期終了した場合は早期更新もあるかもしれません。なお、LMIの数値は既述した景気・株価指標のみの数値が客観的に反映されます。それに対する合理的・主観コメントの解釈部分が分析であり、LMIの発表値には一切の主観・解釈・加点減点は含まれませんので、念のため補足いたします)

◇その他
・この判定ナビ(LMI)は中長期投資運用のための活用指標です。
超長期の積立資産形成は別途大事にしてください。
(世界株やSP500・ナスダックなどでコア資産形成を行っているウン十年の積み立てとは別の運用面で有効活用ください。このブログ記事では主に中長期運用(その流れの中での短期投資含む)に主なフォーカスをあてています。しかしながら、超長期資産形成における株式投資はほとんどの主要国の株式は30年以上買い続ければ、プラスの恩恵を受けるわけですから、超長期積立でしっかりと資産形成を行って、資本成長率が経済成長率を上回るr>gの恩恵を受けて欲しいですし、それは逃さない上で、資産の効率運用の知恵と技術としてこのような指標を開発しています。たまに同じことを綴りますが、注意喚起と念のため)


・LMIで長期相場の青信号(ブル)点灯、あるいは点灯を見越して新作本の準備も進めていきます。
(黄金の下り坂がどこで下げ止まるか最も怖いが最も儲かる。なんとなくでは途方に暮れますが、相場の武器をしっかり装備していれば、危機は好機に激変していく。今回の調整劇からの底打ち後は、各種指標からコロナ後の様な急激な上げ戻りとはいかず、しばらく中期的な低迷相場を現状では展望しておりますが、それは逆に長期投資家にとってはコツコツと玉を仕込みやすい時間が続くありがたい状況とも言えます。軍資金を少しでも増やすことに精力を尽くしつつ、人生で数度しかないブル大号令の日に備えていきたい、そう思っています。なお、ブログを参考に1月からヘッジ・保険のつもりが成長株のドローダウン以上の利を上げた同志、あるいは相場の異変にひとまずキャッシュで待ちの方はいい方ですが、00年12月の投資1年目の私のように成長株だけで思いっきり天井崩壊だけを直撃した方もおられる状況がなければ、このような有益なものをベースに相場観は書いても、そのもの自体をオープンに出すことはありませんでした。私も悔しい想いがありますので、先般の付録企画の金利の「く」の字テクニックなども、このイールド・スプレッドの算出の基の1つになっており、公開させて頂きました。改めてですが、最後に再度申し上げさせていただきます)

ご参考まで。

【天井圏・底値圏判定ナビ!】長期投資を圧倒的有利に戦う「伝家の宝刀」、まもなく完成へ(開発背景と業務連絡を兼ねて)


こんばんは。
朝香です。

突然ですが、
長期相場(長期間のデータのあるS&P500)の
天井圏・底値圏の判断に役立つ、
『長期相場・判定ナビ』を開発中です。

完成まであと一息というまだ試行錯誤の過程&
あいかわらず下手な長文で恐れ入りますが、
熱だけは伝わったらうれしく思います。


さて、
下記のデータによれば、
先般の付録企画でフォーカスをあてた「相場の焦点」が
少しズレることとなりますので、
それは大事と判断して暫定で告知しました。
(末尾に業務連絡を入れておりますので、ご確認ください)

最新数値を網羅したチャートは
ひとまず収録しましたが、

公開版でも
1967年1月~2021年6月の判定ナビを
ご紹介しておきます。


<長期相場・判定ナビ(暫定版)>
LMI 暫定版20220529

◇判定と相場判断の流れ
LMIが0(赤の点線)を割り込みマイナスとなれば相場の天井警戒、
盛り上がる株式市場に対して自分はちょっと冷静になれという目安とし、
これを目途に多数が熱狂の中で少数派の天井利食いを検討、

そこからマイナス圏を経て
プラスを回復したら長期的な買い場を意識し、
1を超えて打診買い(最初の青の点線)、
3超(濃い青の点線)で相場が暴落してくれば、
株式市場が恐怖と損失の悲鳴に包まれた底値圏と判定し、
少数派になって市場の混乱で大人買い、

その後は、
LMI(暫定)の次のマイナス転換まで
粘り強く順張り&押し目買い、

さらにその後は
LMI(暫定)のマイ転で次の相場のふりだしに戻る・・・。

こんな感じで相場サイクルに応じて、
長期大局観から相場の過熱と底入れを探る指標として、
今後活用していきます。


◇暫定LMIの構成要素(すべて米国の指標で構成)
・政策金利(FF金利)
・10年金利
・2年金利
・3か月金利
・株価(単純株式利回り)
・シラーPER版の株式利回り
・配当利回り
・CPI(消費者物価)

つまり、
相場を読み解く最強の「株価と金利」に
今のテーマである物価だけを加えて調合した
金融経済ど真ん中のコンポジット指標。


◇悔しかった想いを残しておきます

これが昨夏にあれば、
21年後半か終盤には悲観シナリオをメインシナリオに
据えることはできたと思います。

当時から米利上げ1~2回目の調整は
業績相場によくある調整を
想定線に見込んでいましたが、

後述している理由から、
70年代の利上げに伴う大きな波乱までの加味が
足りていませんでした。

全体相場は想定の下限まで突っ込みましたし、
新興成長株の下落に至っては想定超で、

上記のLMIがあれば、
小型成長株の大調整に、
昨年のもっと早くからの備えもできたでしょう。

このLMIを参照すれば、
07~09年のサブプライム・リーマンショック、
99~02年のITバブル崩壊と低迷、
1987年10月のブラックマンデーや
1970年代のインフレ乱高下相場など、

長期相場の天井圏・過熱警戒で売りを増やし、
その後は相場の冷え込でいく底値圏・浮上で買いを増やし、
天底の前後で逆張り売買をしながら、
順張り相場の間は相場のダンスを踊り続け、
ほぼ有利に戦いを進められそうです。

ちなみに、
「ほぼ」というのは55年のSP500の中で、
うすい黄色の影・青線の丸で囲った97-00年の相場だけが、
ITバブル相場の間ずっとLMIはゼロを下回っているため、
98年の株価急落は回避できるもののの、
その後のITバブル相場を取り逃してしまいます。

単純にLMIに2を足せば
マイナス圏を回避できそうですが、
そうすると、
今度は07年や18年の高値売りの機会を逃してしまいます。

現状でも、
長い目で見れば過熱天井相場を避けて、
底値圏で買うのに有効活用できますが、
できればこの99-00年急騰も取り逃したくない。
(金利と利益動向を重んじるバフェットが99-00年の相場に乗らなかったのは、上記のような数値で相場を観ていたのしれませんね)

そこで、
現状のLMIは金利と株価という2大相場指標が色濃く、
さらにCPIも強く加味されてますから残しつつ、

いつもよく使う
主要な経済指標や相場指数を組み合わせながら、
99-00年の株価急騰も取り逃さない
LMI2号も改良・開発中です。

じつは他の開発済み指標で、
この時代の調整は何度か行ったことがあり、
いくつか思いついた指標があるので、
うまくいく予感がしていてワクワクして作業中です。
(先週の株式市場の急反発前に大きく買戻しを行ったのも詳細分析によりますが、拠り所となる客観指標さえあれば、油断や慢心はいけませんが、鬼に金棒というか、それで敗戦したらその時点では仕方なく、次でのリベンジへと潔く向かえるのではないでしょうか)


そして、
そうこう探求に没頭している間に、
金曜の夜があっという間に日曜の夜となり、
今日は次の企画予定があったのですが、

このLMIによれば、
先般の相場の焦点の
「焦点が違うじゃん・・・!」
という結果が出てきたため、

急きょ予定を変更して、
しばし下部の末尾にある予定に変更して、
いまはひたすらこのLMIの改良を行っています。

ここまで熱心に、
全体相場の温度感を計測するのにこだわるのは、

個別株は全体市場の浮き沈みにほぼつられて
株価が変動しますし、

それがある程度わかれば、
個別株を相対的に低く買って、
将来高く売ることにつながります。

最近はよく書いていますが、
2000年12月、
私が00年1月に投資を始めた年の終わりに
新興成長株の約9割減ドローダウンを喰らった
実体験の影響も大きく、

それ以降の21年間は、
ひたすらこんな感じで
相場計測の探求を続けています。
(その時の衝撃的な苦痛な経験が無かれば、それから先の徹底した相場研究による成果は無かったと、今となってはその経験にずいぶん感謝をしています)

そんな経験をしてきた私は、
昨年11月から打診的に米イノベ株、12月にハイテク株、
今年の1月から徹底して下り坂ヘッジを駆使して、
(相場観で更新していったように5月10日~20日が当面の大きな一区切りに)
成長株のドローダウンを埋め合わせる以上の利を得る
最低限の防御的戦利は残すことができました。

では、
それが満足かというと、
全く満足していません。

今年1月からの対応は
あくまでも応急処置的かつ
綱渡り的な戦(いくさ)であり、

直近のナスダックの逆噴射のように
相当な余裕をもって準備ができていれば別ですが
1月からの下り坂は
相場に迫られた全く余裕のない戦の連続でした。

どうして11月の米イノベ株の綻びが目についた時点で
悲観シナリオをメインシナリオにできなかったのか、

21年内のうちに
もう少しキャッシュポジションを
増やしておけなかったのか、

あるいは、
小型成長株の劇的な下落を
もう少し早く見抜けなかったのか、
(見抜いたところで、00-03年の教訓から大好きな日本を支える未来ある企業の株は売らなかったと思いますが、買い増しペースをさらに遅め、米イノベ株・ハイテク株のヘッジ<1月に日本の証券会社しか使えない方を鑑みて、このブログでは異例といえるテック株のベア2倍・3倍のETFでも・・・というご紹介をしたことがあります>をもっともっと上げていたかもしれません。少なくとも余裕と計画をもって準備できたと考えています)

そう思って・・・・

いや、
付録企画でご紹介したような11月の異臭から
この下り坂をメインシナリオにできなかったことが
本当に悔しくて、悔しくて、悔しくて、
1月から寝る間を惜しんで、
相場の体温計の再点検と再構築を行ってきました。

その中で、
今年1月の急騰した米CPIをきっかけに、
自分の中であることに気が付きました。

私の300超の指標を組み込んだ相場の温度計は、
100年超のデータベースを背景にした指標も組み込んであるものの、
約8割が1982年以降の指標や相場分析だったという点です。

その理由は、
直近の過去相場の経験則や分析結果の方が、
より投資家やコンピューター・AIも参考にするはずという点や、
セントルイス連銀で遡れる
その年からの多種指標の変化に配点スコアを重点的に振ってきたのです。
(金利はなんといってもこの世の経済のコントローラー、神の見えざる手になりますから、何かの経験則やその期待値・確率を計測する際のエビデンス指標として最重要な指標の1つですから、やはり金利の裏付けは大事ですからね)

つまり結果として、
70代の相場史における高騰CPIや経済指標の変化を
優先ランクのエビデンスとして算定して組入れしてられておらず、
22年の1月初旬になって慌てて
当面の下り坂を見込んだ対応に迫られたのです。

そんな経緯もあってか、
年末年始のマガブロ読者の方は
ご記憶にあるかもしれませんが、

近年では異例となる私の相場計が
年末年始に一時的に機能不全
(メインシナリオの基となる相場想定線の判定不能)
となったわけです。

そっから先は、
前述の様な緊急処置をしながらも、
同時並行で抜本的な課題の解決となる
相場の温度計改良に取り組んできました。

その結果、
もっと過去まで繰り下げた
エビデンスの配点を重くすることで、

最近は相場の想定線が
再びクリアに
浮かび上がるようになってきました。
(なお、プリンストン大学の資料から10年金利など1871年以降のデータを基に、今回の改良では1982年以前の有効なエビデンスももっと活用して、99年ぶりのダウ下落症状?などにも備えていくため、とにかく目下改良中です)


冒頭で示した新開発のLMI(朝香の独自指数)は
「金利と株価関連の利回りと物価変化率」
を利用した指数で、

この高インフレ相場を勝ち抜くために、
長期投資家に多くのヒントをくれる
道しるべとして役立てていきます。

何度も本で書いてきたように、

まずは
相場の胎動を経験と学びがもたらす直「感」で感じて、
それを基に自分の「勘」所で相場を測ることは大事にしながらも、
最後は客「観」的な裏付けを取る必要があり、

私はこの最後の「観」=「合理性」がなければ、
相場の恐怖や不安をテコにし、
相場の火事場を楽しむことはできません。


この長期相場の分岐点に、
天井圏・底値圏判定ナビともいうべき、
長期投資を圧倒的有利に戦う
「伝家の宝刀」を仕上げていきますので、
しばしのお時間を頂けますと幸いです。

波乱相場、
勝ち抜いていきましょう!!


<業務連絡:今後の予定変更の流れ>
~6月4日(土)まで完了目標
・LMIの最終調整後に「相場の焦点」企画の番外編の新設UPとまとめページの改訂
(最新のLMIは付録企画のまとめページにすでに入れてあります)

6月5日(日)
・4、5月号マガブロ分の注目株最新割安度の更新

~6月8日30日まで(米雇用統計・米CPIの波乱を受け全体相場分析を当面優先します)
・個別株分析のカンタンな付録企画

6月12日19日~30日
(付録の番外編で先の注目点もUPしたことで、FOMCの結果と通過した相場つきを経て更新に変更)
・今後の相場展望まとめ


以上。