今月より週次で
定量データ集として算出します。
(朝香マガジン②の別オプションです)
NASDAQ100時価総額上位10銘柄と
日経225同上位10銘柄*の
割安度格付け・GVスコアを用いて
私が独自開発した指標です。
日米株それぞれで
スコア平均**を算出した後、
日米株を15:85の比率でMIXし
日米株Coreスコアを
以下のように算出しています。
*NASDAQ100に準じ金融機関除くほか、内需中心株を除いた上位10銘柄
**格付けランクは単純平均、GVスコアは時価総額加重平均で計算(以下同様)
この記事では、
算出するにあたって、
比較的直近における
過去の推移をご紹介します。
<日米株Coreスコア・算出時のチャート掲示>
これから後述でご紹介する
GVスコアの算出は
以下の①~④の
株価タイミングで算出しました。
次のチャートでは、
先ずその①~④のタイミングのみ掲示し、
その後に日米株Coreスコアのデータを
掲載していきます。
◎ナスダック100指数
◎日経平均株価
以下より、
独自バリュエーション評価である
割安度格付けとGVスコアが登場します。
まずは、
ご参照頂きながら、
以下のスコアをご覧ください。
<日米株Coreスコアの推移>
※当スコアの構成銘柄は以下の後出表で把握できます
※直近数年のスコア推移として、高値圏はDランクで売り、安値圏はCランクで買いの目安となっています
※米国では10億ドルか百万ドル単位での表記が一般的ですが、当方の日本株分析表が「億円」表記のため、米国株も同じ億単位「億ドル」表記にしています
日本株を米国株に対する
マーケット比率⁺α程度混ぜることで、
日米株市場のランクアップ・ダウンも
把握しやすくなる仮説を思いつき、
今日は予定を変更・延長して、
半日以上この作業を行っておりました。
先週の告知時点で
少し予定していた流れとは
異なってしまいましたが、
長い目で見れば、
マガジン②の質が高まった点は
良かったのと、
今日の時点で、
以下にてアップしておきました。
なお、
以下の日米2つスコア、
NASDAQ-Coreスコア:日経225Coreスコアを
85:15の比率でMIXして算出しています。
<NASDAQ-Coreスコア>
<日経225Coreスコア>
以上を見ると、
日本株よりもナスダックのスコアの方が、
より鮮明に割高ー割安の変動がはっきり出ていて、
日常でもナスダックを中心とした分析で、
日米株の動向を捉えている点の合理性も
示唆していますね。
また、
これらの両指数スコアは、
さらに以下の
各銘柄の割安度スコア算出の
集積値となります。
☆2021年12月末の高値時(①)
<NASDAQ-Coreスコア>
※エヌビディアやテスラは21年12月よりも、同年9~11月のほうがより高値・割高ですが、アップルとマイクロソフトの高値時でタイミングを合わせました。エヌビディアは11月にGランク、テスラは秋にGVスコアがほぼゼロの最悪Gランクで、両社ともその後に落ちるべくして落ちたという訳です。その点では、レーザーテックも似た水準の軌跡を辿りました。 ※格付けスコアは各銘柄を足して10で割った単純平均
※GVスコアはNASDAQ100算出に準じて各銘柄の時価総額を加味した加重平均で算出しています
※上位10銘柄は2023年9月1日現在の時価総額順で選出し、過去分もそれに倣いました
※スコア構成の銘柄は3~6か月に一度見直し予定です
<日経225-Coreスコア>
※NASDAQ100に準じて金融を除外し、加えて明らかに内需中心の銘柄を除外して選出した日経225採用の時価総額上位10銘柄
※この時点で当全体のスコアは全体的に中立寄りの割安圏
※ファストリ、三菱商事、SBGはここから上昇していく安値圏だが、基本的には日経も上記の銘柄も22年1月から下げ相場開始
※日本株は米国株に連動して割高になったのがキーエンスくらいだった
※やはり日経平均株価の上下を展望するうえでは、米ナスダックの主力株や景気敏感株をチェックする普段の投資分析の合理性がここからもご理解いただけると思います。
☆2022年10月の調整時(②)
<NASDAQ-Coreスコア>
※同スコアは2021年11月の格付けE・GVスコア29.7から明らかに割安~中立圏までバリュエーションが改善
※メタのAランクは当時の旧方式測定でも割安でしたが拾っておらず、打診でわずかでも拾っておけば吉となりましたね。もちろん、定性的に成長要素がなければ、一層下落のバリュエーションの罠のリスクは必ずありますが、わずかでも打診を入れておかなかったのは反省点です
<日経225-Coreスコア>
※2021年12月に比べて明らかに「B」の割安ランクが増加しているのが目を引きます
☆2023年7月の高値時(③)
<NASDAQ-Coreスコア>
※時価総額世界最大のアップルとAI相場の主役エヌビディア株が7月の高値時に突出して割高に
※ナスダック100の上位10銘柄の総合割安スコアでもある同コア・スコアはDランク&GVスコア30割れに悪化
<日経225-Coreスコア>
※日経225CoreスコアはGVスコアはまだ50以上だったものの、ランクで中立減点の4.0でグレーゾーン入りしていた
☆2023年8月の小幅調整時(④)
<NASDAQ-Coreスコア>
※同年7月と同じDランクなものの、減点が9ポイントから7ポイント台に、GVスコア割高から割高圏まで改善
<日経225-Coreスコア>
※三菱商事やリクルートがランクアップの改善を見せていた(その後、両社は上昇基調へ)
以上が、
今後はこちらを
毎週(月曜日更新予定)算出することで
機敏に市場のバリュエーションを
計測していきます。
当コンテンツは
記事の更新時には上記の記事にあるようなコメント等もない
定量データのみ公表していきますが、
騰落感は当マガジン内の相場観でも活かしていく予定です。
それでは、
どうぞよろしくお願いいたします。
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