同書籍掲載10選銘柄のその後のフォロー
「1番目の掲載銘柄(袋とじ)」
☆最新総合割安度(※)
6.87
☆近況
まさに10倍20倍株を達成させて頂いた同社に感謝。
引き続き事業もブームを追わず、びっくりするほどいい商品しか商品化しない手堅さは継続。
広告・マーケティング展開も内製化して更に利益率を伸ばす上方修正は見事だった。
株価は先月1000円越え=バリュエーション過熱の状態=いったん利食いが吉を示唆して以降、
少し割高感は解消されたが総合割安度は5をオーバーしており、
新規の買いは控えたい。
ただし、日足チャートではテクニカル反発の兆しでホルダーは推移を見守りたい。
「2番目の掲載銘柄(袋とじ)」
☆最新総合割安度
3.22
☆近況
ニュースワイヤー事業はAI導入による効率化、
インキュベーション事業は国内外において増床による営業利益の増加、
クラウド翻訳サービス含むその他事業も
第3四半期においては前期の損失から黒字利益を出しており、
事業の推移並びに今後の成長を見守っている状況。
株価は2月に入ってから新高値を付け、
全体相場が弱い中でも日足株価が強くこの点には大化け性で期待。
週足も底堅いため押し目は拾い、
まずは株価2500円を超えていきたい。
「3番目の掲載銘柄(袋とじ)」
☆最新総合割安度
0.91
☆近況
17年3月に中古建設機械等の売買マッチングサイト運営事業を開始し、
同年5月にバンコク、ジャカルタ、大連に子会社を設立し、
インドネシアにおいてはECサイトの運営事業も開始した動きに
とても期待を寄せていました。
が、しかしである。
先日の業績下方修正の発表と同時に、
創業者が代表権のない会長になる人事が気にくわない。
ようやく新展開の入口に立ったというのに、
そのタイミングで創業社長が社長を後進に譲るというのは
私には成長企業のトップのやり方として理解ができないため、撤退。
「4番目の掲載銘柄」
☆最新総合割安度
2.57
☆近況
手堅い専門家を通じた紹介ネットワーク数が今期は伸びていることが良い。
なお、同社がカバーしている全国の病院・診療所・薬局はまだ12%程度で、
伸びしろは十分。
会員数が堅調に伸び22万人に迫り、売上高の攻勢も半数の50%以上が定期購入者。
しかし、成長のスピードは地味。着実に草の根作戦で地道な成長を待ちながら、
株価にそれが反映されていくのを見ていきたい。
株価はひとまず2000円オーバーをのんびり期待。
「5番目の掲載銘柄」
☆最新総合割安度
1.03
☆近況
直近は、
「フロー&ストック型収益」構造転換に向け化粧品・材料売上比率が40%を超えたこと、
オンライン融資サービス(クレジットエンジン社と共同事業)・
開業資金積立制度(ジャックスと共同事業)と、
立て続けに金融サービスに着手したのは今後の利益率向上を期待。
金属製器具・用具の足立製作所をグループ化し、
シンガポール事業会社を100%子会社化し、アジアNo.1のIT美容商社への布石着々。
株価は日足チャートで65日線を出来高を伴い強く上抜け、
長期チャートも右肩上がりで、
肝心のバリュエーションに魅力的な割安感があり、
更なる株価上昇を期待したい。
「6番目の掲載銘柄」
☆最新総合割安度
0.60
☆
同社が決算説明会で説明したように、
ハイブランドはフリマアプリ、
セカンドブランドはアパレルEC下取りの勢いに差別化が必要とのこと。
たしかにメルカリやZOZOの情勢を鑑みるとやや劣勢かもしれない。
が、故の株価は横ばい、割安。
親会社のBEENOSは従来からの注目株で、
その海外ビジネスにけん引されるように海外販路が前四半期から18倍に成長を開始。
それでもなかなか急騰する要素は厳しいが、
株価が割安なうちはもうしばらく様子見、新成長の芽を催促といったところだろう。
「7番目の掲載銘柄」
☆最新総合割安度
1.12
☆近況
サービス導入数は順調に増加。
ただ、入院セットビジネスの認知度が上がり、
競合との競争激化による利益率の低下懸念も出てきている。
この点は会社側の説明をもう少し引き算で考えるべきだったと反省材料ですが、
同業他社のエルタスクを昨年2月に買収して規模拡大のスピードを上げている点、
医療業界は食い込んで関係を作ればそれ自体が参入障壁にもなると個人的には思うので、
営業先の大きな伸びしろや高齢者人口の伸びというマクロ環境の追い風もあること、
かつ株価は割安でチャート冥利もあり、
会社の成長軌道と株価を見守りたい。
「8番目の掲載銘柄」
☆最新総合割安度
2.68
☆近況
中国市場での落ち込みや、
米国での第2営業所の遅れなどで予想よりも速度は遅かったものの、
見込み通り米国市場での売上拡大をみせ、
業績・株価共に右肩上がりとなったことには安堵。
また、利益面では、
利益率の高いナットランナ及びハンドナットランナが堅調に推移してくれており、
こちらも地味に伸長が続いている状態といったところ。
株価は、月足ベースの乖離率が拡大中で、
週足ベースでも乖離率があるのでしばらくは静観して
業績と株価の推移を様子見姿勢がいいのではないかと考えている。
「9番目の掲載銘柄」
事業の競合優位性欠如の観点から、
昨年出版後に早々に10選から除外
「10番目の掲載銘柄」
1年半来終値安値更新というチャート見切りサインの観点から、
すでに10選から除外。
ただし、
一般的には他の業績堅調・強い株価に乗って頂くことがベターと思いますが、
個人的には疲弊する地方の自治体を助ける「ホープ」として
なんとか頑張って頂きたくフォローは継続。
心中覚悟なら(むしろ個人的には買っていきたい)という感じ。
ちなみに最新割安度は2.34。
総評:
上記を合理的に鑑みて、
割安かつ成長性が市場で最も加味されていないのは、5番目の記載銘柄になるだろう。
また、割安面では劣るものの、
引き続き袋とじ3選だった2番目の掲載銘柄の高い成長に期待。
そして、割安面に乏しいものの、魅力のある商品開発、マーケティング展開、
市場との対話をできる袋とじ1番手の銘柄も、もう少し割安になれば拾いたいところだ。
他も成長性が少し地味だが見守っていくものは見守っていく。
一方で、
袋とじにまでした3番目の銘柄を10選から外した理由が
わたしっぽいなあとも感じて頂きつつ、
あくまで朝香目線の超主観ですのであしからず。
また、
今回の株価の急速調整にて、
上記の銘柄群よりも事業有望性を長期で評価している
定番の注目株の割安度が増していることから、
有料にはなりますが、
余力のある方はそれらの割安度もチェックください。