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●株価は景気に先行する
株価は景況感の回復を待って上昇するのではなく、景況感が回復した頃にはすでに上昇している。
●株は短期的には人気投票であり、需給で動く。長期的には業績や財務内容で動く
├景気が回復すると、ある段階から実体経済を離れて、買いが買いを呼び、異常な値をつける
├不景気が認識されると、ある段階から実体経済を離れて、売りが売りを呼び、異常な値をつける
●素材産業の稼働率が上向き、株価は上昇し出し、「不景気の株高」が起こる
景気次第では稼働率が70~80%にまで高まってきて、
ようやく世間は景気の底入れ反転を意識する。
●商品指数は景気の先行指標となりうる。
商品価格の上昇⇒インフレ率の上昇⇒景気の本格回復
前回、日経平均は05年の5月から本格上昇をしたが、
その際の市況を参照する。
2004年10月時点
├日経商品指数・42種:11年半ぶりの高値
├CRB指数:23年ぶり高値
├原油:史上最高値
├国産ナフサ:14年ぶり高値
├NY金先物:16年ぶり高値
├粗鋼生産:24年ぶり高水準
├企業物価指数:13年10カ月ぶりの高い上昇率(2%)
├消費者物価指数:8年ぶりの上昇見込み(05年度の日銀見通し)
├冬のボーナス:13年ぶりの高い伸び
●原油の暴落は金利。
2004年3月の米国利上げにより新興市場は短期的に暴落。
WTI原油先物は3/11、36.78⇒4/5、34.38へと下落
中国のH株指数も、
インドのインフォシステクノロジーズも
ブラジルのヴァーレもすべて下落。
ただし、これは短期的な下落でそこから本格上昇が始まった。
●景気サイクル
⇒景気上昇⇒物価上昇⇒利上げ⇒好景気
⇒経済規模に比べ、出回るおカネが多くなり、消費意欲旺盛
⇒高金利⇒物価高
⇒景気悪化⇒物価下降⇒利下げ⇒不景気
⇒経済規模に比べ、出回るおカネが少なくなり、消費意欲減退
⇒低金利⇒物価安
●大衆の景気心理で判断する
「相場は絶望の中で生まれ、懐疑の中で育ち、楽観とともに成熟し、幸福とともに消滅する」
(著名な投資家、ジョン・テンプルトンの格言)
1合目:(不安)「景気少し明るさか」
3合目:(懐疑)「最悪期は脱したが色々と問題があるから、この辺がいっぱいいっぱいだろう」
5合目:(心理好転)「景気回復は本物だ。前向きに投資に取り組まなくては」
7合目:(好況感実感)「スゴイ景気上昇だ。千載一遇のチャンス」
9合目:(バブル)「バスに乗り遅れるな~~」
●金利と需給ギャップ
景気ボトム「需給ギャップ:拡大、金融政策:緩和(政策金利を下げる/国債購入等)、金利:低下、株価:↑、業績:↓」
↓
景気拡大開始「需給ギャップ:縮小、金融政策:中立、金利:上昇圧力、株価:↑、業績:↑」
↓
景気過熱「需給ギャップ:縮小、金融政策:引締め(政策金利を上げる/国債売却等)、金利:上昇 株価:↓、業績:↑」
↓
景気後退開始「需給ギャップ:拡大、金融政策:中立、金利:低下圧力 株価:↓ 業績↓」
●短期金利が長期金利利回りを逆転したら、不況の確立が高い
├2006年12月27日、米国債の利回りは、10年ものが4.3%、2年ものは4.3%だった
├2000年にも金利逆転が起きた。
├1998年金利逆転は、不況の前兆とならず。
この時は、東南アジアやロシアの金融危機の影響で、
安全性が高い長期米国債に投資する人が増えた結果だとされた。
├1996年にFRB経済専門家論文によると、第二次大戦後に起きたすべての不況は、
発生から1年-1年半前に、金利の逆転現象が起きている
●金利の高低判断目安
『長期国債利回り/株式利回り』=(危険値>0.8~1)
・株式プレミアム 3%(先進国) 4~5%(新興国)
※目安。リスク商品だから、元本保証の国債の1.5倍は欲しい
・不動産プレミアム 4%(先進国 5~6%(新興国)
●鉱工業生産指数
├谷を打ったら、株価が上層相場に入る可能性が高い
├山を打ったら、株価の天井が約1年前であった可能性が高い
●過去の平均13回の景気循環期間
好景気:3年弱
不景気:1年半
●単純な景気判断
不景気=低金利、好景気は高金利
不景気=危機的状況のニュースでいっぱい、好景気=景気が絶好調とのニュースでいっぱい
不景気=大学生の就活が厳しくなる、好景気=内定をいっぱいもらえる
不景気=タクシーの移動距離が短い、好景気=タクシーの移動距離が長い
不景気=六本木や銀座が静か・潰れる店続出、好景気=六本木や銀座が賑やか・新規オープン店続出
など生活していて、ちょっと関心を持って見る・聞く事で、ある程度の景況感はわかる
●過去の暴落とその後・・・・
├1929年世界恐慌:その後短期的に上昇も、1932年に向けて暴落
├1987年ブラックマンデー:その後短期的に上昇し、さらに91年まで本格上昇
この違いは、中央銀行(FRB)がマネーを市場に供給したがどうかであった。
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