いよいよ月曜から新年度だ。
今日の日経1面を見てみると、
2012年度は、
期末株価は3年ぶりの上げ幅で、
円安のペースは12年ぶり、
東証REITの上昇率は過去最高、
となり、
その下に目を向けても
「トヨタ 利益上振れ」今期営業 円安進み1.2兆円超に
とある。
日本経済への期待は高まるばかりだ。
そして、3面に目を向けても、
「株、衆院解散後43%上昇」
など景気の良いキャッチが並ぶ。
しかし、
年度騰落率がマイナスな銘柄として、
コマツや三菱商事が並んでいる。
要因は中国景気の減速だ。
さらに、18面のチャート&データの記事にあるのは、
グローバル景気を映すとされる国際物流大手フェデックスが
ここ1ヵ月で7%安。
とあり、P指数内のワールド景気敏感株も含めて、
必ずしも株価が上昇基調となっていない事に一抹の不安も感じております。
金融・不動産株が金融緩和で買われ、
自動車株は過度な円高修正で買われておりますが、
日本株が圧倒的に出遅れ株となっていた事も事実で、
これからの上昇は、
いわゆる素材や機械などのセクターが買われていかなければ、
更なる浮上が厳しくなるかもしれない。
今のところ、
チャートが示す何年ぶりもの超上昇相場持続に期待しておりますが、
銅やアルミなどの非鉄金属価格、
グローバル景気敏感株トレンド、
主要国の需給レシオ
などに引き続き細心の注意を払っていきたいと思います。
そういう意味では、
銅世界最大手のコデルコが、
短期的には銅の需要が足踏みしているが
中長期的には需要が大きくなると判断し、
今後4年間で200億ドルの投資で
年間生産量を現在の3割増しにする経営判断をした事は、
不安を緩和するいいニュースでした。
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