今日は一日、
都立図書館に籠って、
ある視点が正しいかどうか何十年もの財務諸表を調べ、
ついに、
過去の例外なき底打ちサインをひとつ見つけた。
今このサイトでは、
基本的に順張りベースのスタンスを出していますが、
いずれ逆張りの長期スタンスと
順張りの中期スタンスとを併記していこうと
思っています。
その武器となる相場の統計に基づくデータを集めていたのですが、
今日の日経ヴェリタスの文言をきっかけに、
あるアイデアが思いつき、
走って図書館に駆け込んだ次第です。
投資の非常識だが、統計の背景は合理的に説明がつく、
ベンジャミングレアムが生きていれば、
ブラボーと言ってもらえるようなサインを1つ発掘しました。
こういうのが世に出ない理由はわかります。
100%成功するものを教えるはずがありません。
数年に一度しかでないサインがこれからいつ出るかなどわかりませんが、
このサインが出た時には、
しっかりと逆張りの買いを宣言したいと思います。
たとえ、100%の成功率でも、
次は駄目かもしれませんが、
他にも逆張りのサインを用意しているので、
他も勘案しながら、
今回発掘した数年に一度のサインをのんびり待ちたいと思います。
余談ですが、
改めて専門家の意見は当てにならないと思ったので、
記録しておきます。
<2002年1月4日 日経金融新聞>
専門家52氏相場アンケート
↓
株価は「年初安・年末高」
⇒実際は年初高、年末安に。

しかも大底に向けて下落の一途を辿っていますね
<2008年1月4日 日経金融新聞>
専門家69人にきく相場アンケート
↓
「日経平均、年末1万8000円」
※商品欄には「銅、アルミは弱含み」(いつもの相場観に組み込んでいる指標です。)
とあり、こちらを重視していればいい結果となっています。
1月7日の同紙には、
予想PER、1株利益で探る
日本株の実力「1万6000円台」
好業績なら回復余地
とありますが、実際の結果はみなさんご存じの通り、
2008年の相場は下記の通りです。

年末18000円どころか、
バリューで見た16000円どころか、
10月には6000円台をつけています。
予想PER、1株利益で探る
日本株の実力「1万6000円台」
好業績なら回復余地なんて文言信じてたら、私は相場に残ってませんよ。
いつもこの繰り返し。
小学校から我々は歴史を学んできているのだが、
どうも大方の相場参加者は、
相場の歴史に学んでいるのか甚だ疑問である。
むしろ、賢明なる投資家は、
<2009年1月1日 日経新聞>
・昨年の世界株価、歴史的な下落率
・資源需要不振、深刻<2003年4月30日 日経金融新聞>
・日経平均バブル後安値
・銀行株がどこまで下がったら破たんに追い込まれるのか?
・自己資本比率迫る8%割れの危機
こういったタイミングで相場の逆に進めば、
ある程度の底で拾えることに成功できただろう。
今はこの裏付けとなる統計をとことん集めております。
今日の成功率100%の逆張り指標は、
次の大いなる力としたい。
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