いよいよ2017年は
EV×自動運転×サービス=自動車業界の付加価値
時代がより鮮明となるだろう。
グーグルから独立した事業会社同様に、
Uberとボルボの展開も本格化しそうだし、
テスラの開発も加速化してワクワクする状況になってきている。
日本にテスラ乗っていてもつまんないからと
オランダに住み着いてしまった投資仲間の話は以前紹介したとおり。
日本はZMPの上場が延期されてしまったが、
もはやこの分野で日本が先行していくことはほぼないだろうな。
そして、スマホのように
日本がサービスモデルを後手後手で踏んでいく。
14年に懸念した未来へ、
また一歩近づいている。
一応、日本人なので嬉しくはないが、
変化に鈍感な日本企業が残念でならない。
一方でEV・自動運転車になっても残る部分を積極的にM&Aしている
慧眼を感じる企業のニュースも新聞で書かれていることもあるので、
全滅しているわけではないし、そのような企業を支援すればよい。
少し話はずれて申し訳ないが、
マニラから先ほど戻ってきた。
そのマニラで、
現地の経済界ジュニアたちと今度はパタンガスに遊びに行こうと
いう話をした時に、
マニラから2時間内のリゾート地と高速ウェイを結んで、
そこは自動運転車(まだ完全ではないもの)専用レーンにして、
宴会しながら行きたいねという話で盛り上がった。
彼らはみな、
運転手を雇っているが、
渋滞のヒドイ、
マニラが嫌で嫌で仕方の無いようで、
せめて遊びに行く時には渋滞は嫌だねって話になるとともに、
現段階では小型機でいくのがベストだねって話にまとまったので、
やはりこっちの需要も伸びていくだろう。
いずれにしても何のための車か、
その意義を突き詰めていくと、
運転の楽しみではないと思うし、
納車まで2カ月かかるプロダクトより、
2時間で済む方を考えないと。
圧倒的に日本車の強いマーケットである
東南アジアですら、
超富裕層でなく、
一般の国民ばかりをみて商売をしていると、
競合と比べた時代感覚の差がますます広がるんだろうと危惧している。
その点、
従来の自動車メーカーの中では、
ダイムラーなども客の利便性を考えて合理的に開発した結果、
運転の自動化の試みを積極化できたのだろう。
いよいよ米では、
西海岸の先行するEV・自動運転に
懐疑的だった重厚長大的なイメージの車の街
デトロイトもいよいよ自動運転のテスト走行を認めた。
もはや、
もうこの流れは止まらない。
日本の自動車産業は世界の中軸から外れつつある。
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