景気敏感株関連の決算動向

にほんブログ村←応援クリックを宜しくお願いします!
●山陽特殊製鋼の2010年10~12月期連結決算は、
純利益が前年同期に比べ6.9倍の20億円だった。
主力の自動車向け軸受け鋼が伸びた。
売上高は57%増の410億円だった。
ただ、各国政府による新車購入支援策の効果一巡や
賞与引当金の計上などの影響で、純利益は10年7~9月期を14%下回った。
●日本航空電子工業の2010年4~12月期連結決算は、
純利益が前年同期比92%増の27億円だった。
主力のコネクターが海外のスマートフォンや自動車、
ファクトリーオートメーション(FA)、半導体製造装置向けで好調で、
円高・ドル安の影響を吸収した。
売上高は9%増の842億円。経常利益は2.1倍の46億円で、
「スマートフォン向けを中心にコネクター受注が堅調に推移する」という。
●川崎汽船の2011年3月期連結経常損益は
530億円程度の黒字(前期は662億円の赤字)になりそうだ。
従来計画を20億円ほど下回る。
主力のコンテナ船事業の荷動きが好調で1
0年4~12月期に計画の9割の利益を確保したとみられるが、
オーストラリアで起きた洪水を発端に資源輸送船の市況が急落。
収益の重荷となりそうだとの予測。
●JFE商事ホールディングスの2010年4~12月期の連結経常利益は、
前年同期の2倍弱の180億円程度になったもようだ。
電機や建設機械といった鋼材ユーザーの生産が増えて
薄板や厚板などの出荷が好調。
前年同期に赤字だった半導体事業が急回復して黒字に転換したことも寄与した。
売上高は前年同期比11%増の1兆5000億円程度になった模様で、
薄板や厚板の取扱数量が増えていることに加え、
原料価格高騰を受けた鋼材価格の引き上げも昨夏以降、
徐々に浸透してきている。
旺盛な新興国需要を背景に、アジア向けを中心とした輸出も引き続き高水準だ。
●三井化学の2010年4~12月期の連結営業損益は
270億円前後の黒字(前年同期は149億円の赤字)となったもようだ。
自動車生産の回復を受けて樹脂原料の需要が拡大。
自動車の内外装材や合成繊維原料も好調で、石油化学関連事業の収益が改善した。
売上高は約2割増の1兆円強だったようだ。
(引用:日経ニュース)
新興国の旺盛な需要がリスク要因だが、景気敏感株関連は概ね好調と言えそうだ。

にほんブログ村←応援クリックを宜しくお願いします!
- 関連記事
-
- 信用評価損益率、2週連続で悪化 (2011/01/27)
- 景気敏感株関連の決算動向 (2011/01/27)
- LMEアルミ、亜鉛価格が軟調 (2011/01/25)