毎月一定額を買うドルコスト平均法は、ちょっと無知な人の残念な投資法
アメリカの投資の教科書に、
ドルコスト平均法の有効性について
記載がある。
これは有効だ。
しかし、日本では有効ではない。
この差は、
指標となるダウ平均と日経平均が、
右肩上がりと右肩下がりとの違いがあるためだ。
米国では有効なこの方法を、
盲目に信じて日本の個人投資家に教え込む残念なプロが大勢いるのは
悲しいことだ。
実は、明日発売の新刊に載せたが、
日経19面の「新社会人 お金3か条」にも日本では悪しきドルコスト平均法が薦められているので、
先行して書かせていただいた。
日本では給料日後の月末に、
戦後から2015年7月末まで毎月おりこうさんに日経平均を買い続けたら、
66年で資産何倍か、わかりますか。
結果はたかが2.2倍。
金利は年利で1.2%。
大負けしているギャンブルみたいに株を買う人に比べれば、
負けてないだけマシといえばマシ。
昔の国債の金利を考えれば、国債を買ったほうがまし。
デフレに悩まされた日本市場で、
ドルコスト平均法は残念な人の投資法なのだ。
教科書に出てくるからって暗記していては、
投資で大勝ちすることはないでしょう。
詳細は↓こちらまで。
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