中国の一貫性のない金融政策に思うこと
6.5616元と若干の元高に設定した。
元安がリスク要因とされているわけだが、
これはどうだろうか。
短期的にはそうだろうが、
仮に今回の世界同時株安を起点に世界経済がリセッション入りするとしたら、
元安で輸出で稼ぐ構図のほうが中国政府にとってはいいのでは。
為替が安くなっても原料の原油は安いわけですし。
政府がいいこちゃんをしようとすればするほど、
政策と市場は混迷を極める。
昨年夏の市場の反感を買った混乱よりはましだろうが、
安くしてみたり高くしてみたり、どうなのよ。
好景気と不景気の循環は資本主義経済では避けられない命運。
これは日本とて同じことですが・・・
仮にリセッションとなった場合には、
日本や中国にとっては原油安は相当プラスに働くだろう。
そこまで先を見据えると、
きっと人とは違う動きが
投資家としても実業家としてもできるのではないだろうか?
いずれにしても、
今週の日中欧米の市場終値を注視しておきたい。
スピード経済に慣れて、
ICT化の進む社会で忍耐力を欠如させる人々が増え、
短期志向の強まる中で、
ますます長期的視野に立てる者に
富は集中するのだと思う。
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