また日本の成長を支えた花形産業がガラパゴス産業になる
こちらも興味深いニュースを。
「米運輸省、自動運転車実用化へ4700億円」
Googleの人々が喜ぶに違いない話の一つは、
運輸省と国家道路交通安全局が、
「人間ドライバーがいないことを前提に設計」された自動車のための規則も
視野に入れていることだ。
また日本の成長を支えた花形産業がガラパゴス産業になるのか?
新年の日経新聞の豊田社長のインタビュー見る限り、その可能性は高いかもね。
人の命よりも車の楽しみと地球の命のほうが大事だそうだから
(参照:あえて引用しませんが、
参照されたい方は2016年1月12日日経新聞朝刊1面並びに13面をご高覧ください)
エコよりまずは人をひかない車作ってよ。
うちは親族が青信号で過失なく何人ひかれたか。
そんな私には車は戦車にしか見えず、切実な願いなのです。
こんな私が
同じ想いを持つラリー・ペイジの動きを応援するのは当然だ。
今日はダイヤモンドで記事を書いているジャーナリストさんの
『自走車関係者たちは、「自走車は人間ドライバーよりも安全」と盛んにアピールしているが、
その真意が実感できるように思った』
という
記事(「テスラの自動運転機能を初体験!
自走車時代はすでに始まっている」)の中でのコメントを読みましたが、
まだまだこんなの序の口に過ぎない。
私は世界シリーズで展開するICT国際見本市のアジア統括もしていましたから、
まだまだ、
こんなものむかしむかしアイデアの具現に過ぎないと感じますよ。
未来では、町中がセンサーでつながり、
高精度の画像認識と量子コンピュータとAIが活躍するとき、
人間主体の運転など凶器でしかない。
今の人工知能ではまだ人間の補助が必要だろうが、
それでも人間主体よりましになっていくだろう。
そして、サイエンスというものは大化けするものである。
今なら豊田社長のさじ加減一つでいかようにもなると思うのだが・・・
ちなみに、特許の数をいくら持っていても、
それで繁栄がなくならないなら、日本の家電メーカーも繁栄し続けたと思います。
最も大事なのは、
人と車とのどんな社会を作りたいのか、
それに基づいてどんなビジネスモデルを作るのか。
特許や技術をいくら持っていたところで、
未来像を外していれば、
ただの研究開発費の無駄遣いとなる。
トヨタの自動運転特許数が多い記事を見かけますが、
それ根拠に強気で考えるのは、投資家としてリスクが高いと思いますよ。
- 関連記事
-
- 自動車業界戦国時代「ミラーない車、実用化」 (2016/01/19)
- また日本の成長を支えた花形産業がガラパゴス産業になる (2016/01/15)
- 新型プリウスのデザインがカッコ悪い、実車を見てググってみると・・・ (2015/12/23)