過去の経験則では測れない下落?人は騒ぎ、AIは冷静
との某アナリストの解説を今聞いていますが、
???。
それは違うのでは。
戦後初の年初5日下落以外は、
騰落レシオ史上初の40台などがでたなら未だしも
色々なデータが過去起きた範囲内なので、
まったく騒ぐ範疇ではない。
ちなみに、アベノミクス相場の絶好調だった2013年、
200日上方移動平均かい離率が36.8%という数字がありました。
これも異常だと当時言われましたが、
これは1953年以来、
60年ぶりの数字で、過去にあったこと、
そして、そこまでの異常値が出たからこそ、
長期上昇トレンドの大砲サインとなったこと。
当時の私の解説は正しかったですが、
「異常値が出たら、その方向に長期で進む」という
相場の歴史を学習していたにすぎず、
占い師でも何でもない。
また、相場を勉強されておられる方は、
移動平均線のかい離は、
上方かい離よりも
下方かい離の方が2割り増しくらいで大きいことをご存じだろう。
であるなら、逆アベノミクスで40%の下方かい離率だって
ないとはいえないですね。
アベノミクスの長期上げの象徴となった上方かい離以上の
下方かい離が仮に40%で起きた場合、
日経平均は11665円も歴史を鑑みるとあり得ないことではない。
その半分の20%下方かい離の15553円なら、
さらに発生確率は高くなる。
多くのアナリストが、
相場は訳わからない、おかしいなどと解説している事が多くなったが、
相場の歴史を刻まれたAIはこういうことを淡々と容易に提示してくれる。
まだ相場は
予想ではなく、経験値と歴史に基づき対応できる
十分な想定内で動いているといえよう。
◎経済指標と相場の歴史を学べる一冊
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