あまりに痛い甘利大臣の辞任
Blow for Shinzo Abe as Japan economy minister Akira Amari resigns
(FT)
Akira Amari, Japan’s Economic Revitalization Minister, Resigns Amid Scandal
(NY Times)
Japan's Economy Minister Amari to Resign Over Graft Scandal
(bloomberg)
財政再建派の麻生大臣と成長重視の甘利大臣の均衡バランス崩壊。
相場に与える影響は限定的だろうが、
少なくとも産業・貿易関係者はそう見てくるだろう。
石原新大臣には申し訳ないが、調整力や大胆さの点で物足りなさは否めない。
(※Sさま、表現の間違いを指摘くださりありがとうございました)
あれだけいろいろな産業に目配りしながら、
日本の国益を考えた産業型大臣はそうそう現れないかもしれない。
そして、インバウンド関連でのイニシアティブも発揮していただき、
実際にお会いした時の印象で言えば、
なかなか肝の据わった方で頼もしいという、
最近の政治家には珍しく好印象を持った経験もあり、
本当に口惜しい。
オーストラリアのTPP関係者からも辞任残念との声が上がっている。
帰国後は早速、米国大使館にも訪問することにした。
政策や政局の荒さがしをするワイドショーはいいとしても、
そのワイドショーのような政治活動ばかりをしている政治家などは、
政治にそんなにお金がかからないかもしれないが、
日本の枠を超えて、
世界の中の日本を強めていくんだという動きをしている、
政治にはカネがかかる。
このブログの読者だけでもそのことをご理解いただき、
政治とカネをクリーンにするなら、
政治家にもっと活動資金をあげるか、
企業との行き過ぎない癒着を許容すべきだ。
きれいごとばかり言っていると、
最後のつけは国民に返ってくると思うのだが・・・
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