【金融株急落の本当の意味】社会は本物の金融機関を求めている
今、小学生向け
(ある小学校の図書館にあった)
株の本を手にしています。
株の絵事典 社会をささえる会社の役割
その11ページにこうある。
「金融機関の役割」
◎・・・(中略)金融機関がいると、お金が足りない人に出資や貸し出しをして、
(1000万円)全部が有効に使われるようになるのです。
◎金融機関は世の中で使われるお金の量を多くする
◎社会には多くのお金が出回りたくさん回転すれば、
経済はより活発になり、ますます発展するのです。
これを読んだときに、
もはや現在の金融機関は金融機関でないと思ってしまった。
手元に来た預金を余らせ、世の中のお金の量も多くしていない。
みんな超高学歴のエリートばかりだと思うのですが、
小学生から見たら「おじさん、ちゃんと役割演じてよ」って突っ込まれそう。
金融株の世界的な急落は、
金融が本来の金融機関の役割を果たさず、
ぬるま湯の国債の金利の上納金ビジネスに浸かってきたことへの因果応報だろう。
クモの糸も自動折り畳み機も量子コンピューターも
バンカーや証券VCに最初泣かされた。
でも、彼らのように鼻息の荒い起業家に銀行はお金を貸し、
成長と成功の果実を共に味わうのが正常な姿なのだろう。
そのリスクとリターンを査定するのが「タレント」であり、
そのタレントを備え、お役目回帰をしなければ、
抜本的に銀行株の下落は長期的に止まらないだろう。
金融機関の社会的使命は好きなので、
ぜひ金融機関にはこのマイナス金利とフィンテック革命を期に、
原点回帰してほしいと願っています。
※株をこれから始める方も、このような小学生向けの本や、
3原則で取り上げた中国公民の教科書や参考書を
再読されてみてはいかがでしょうか。
私は非常にわかりやすくて好きです。
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