フォームにてご質問を頂いたドイツ銀行の破たんに関してですが、
そこまで真剣にフォローをしていないのが現状です。
ただ、
せっかくご質問を頂いたので、
個人的な見解とその前に前提を2つ。
一つ目は、
米国が利上げのステージに入った以上、
世界経済史のいつかきた道で、
いずれはどっかしらの金融機関が破たん或いは公的救済される歴史を繰り返すと考えており、
それがドイツ銀行であっても不思議ではありません。
しかし、
その時こそが最高の好機になる可能性が高く、
S様の状況がどのような状況かはわからないのですが、
私にとってはもしドイツ銀行の破たんという事態になれば、
決して不幸なことではない千載一遇の好機になるという前提がございます。
また、
二つ目の前提として、
私が主にカバーしているのは、
米国、中国及びこれから日本企業の売上の拡大時であるアジア・東中東圏で、
あまり欧州については詳しくないのも一因です。
(もっとも産業界におけるドイツの技術の方向性はウォッチしていますが、
金融政策におけるEU・ドイツの動向の詳細までは詳しくカバーしていません。
それは、起こってから動いても長期投資では十分対応可能ですし、
むしろ予想で動くことは悪ですらありますので、ほったらかしています)
その前提で、
あくまで個人的な見解です。
現在のドイツ銀行のCDSは世界の主要な銀行の中で、
唯一200台に載せており、
合理的な数字を客観視すれば、
ドイツ銀行の破たんがないと言い切るのはできない面は否めません。
個人的には
今年の2月、ブレグジット時の6月に
ドイツ銀行のCDSが250を超えて、
「このまま300を超えていけば、世界が大騒ぎするか」
注目した時もありました。
6月にはジョージソロスもドイツ銀行を空売りしていたようですし、
水面下での綱引きがあったようです。
いずれにしても、
ドイツ銀行のCDSが300を超えたら、要注意。
400を超えたら警戒。
500を超えたらリーマン同様になる可能性も
視野に入れてもいいかもしれません。
このくらいの大まかなレベルでの関心しかなく、
細かい話の把握には至っていないのですが、
個人的な見解を残しておきます。
ただ、もし水面下でのそのような話が現実になった時、
当事者の皆様には申し訳ないのですが、
正直に誠実にお答えするならば、
モヤモヤするどころか、
ワクワクすることしか考えられません。
きっと悲劇の渦中で目を閉じて、
数年後のバラ色を想像して寝る間を惜しんで猛進している自分が
目に浮かびます。
この想定は
われわれアジアの個人投資家にとっては、
こんな千載一遇の好機はなく、
「世界4位の銀行の破たん」
これを耳にすれば、
私のアクセルをトップギアに入れるシグナルになる事だけは
間違いないと思います。
ドイツ銀行のCDS、
たまにチェックしても損はしないかもしれません。
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