こんばんは。
朝香です。
トランプさま、
大統領就任決定おめでとうございます。
さて、
ブレグジットの時も思いましたが、
マスメディアは一体どこで、何を取材しているのだろうか。
そもそも世間よりも年収の高い方々なので、
(支持率低迷のフジ:四季報掲載の年収1430万円也)
社会の底辺の人たちの報道をしているふりをして、
実際にはあまりお話していないのが原因か?
事前の予想でジャーナリストの木村太郎さんだけは、
「トランプ勝利」を前面予想にされておられましたが、
なんで彼の予想が当たったと思いますか?
それは実際に米社会に普通に溶け込み入り込んで、
たくさんの種類の人と
バイアスなしで話を一杯重ねただけ。
最初から方向性を考えて下請けに
「こんなネタを探して・・・」
ときれいなオフィスで指示だししてる人とはわけが違う。
(そんな人ばかりでもないと思いますが、少数派か)
圧倒的に数多く、
現場で結論ありきの質問でなく、
真っ白なキャンパスで質問を投げることを繰り返せば、
自ずと未来は見えてくる。
この有用性は、
私が身をもって実感し、
それを背景に成長株の投資で大いに果実を手にしてきた。
ピーターリンチは、
河原の現場で石ころをひっくり返すように有望株を探すと言い、
バフェットは、
アメックスの不祥事時にレストランの会計現場を見て回り、
F・フィッシャーは、
国際見本市の企業ブースで探偵並みの聞き込み調査をして、
みなさんがご存じのように成功している。
私は頭が単純だから、
彼らのマネをして、
これまで投資の道をあるいてきた。
つまり、
現場に触れて圧倒的に
普通に現場の人の多くの声と接していると、
トヨタが燃料電池自動車をぶち上げた年に、
「なんで自動運転×電気自動車じゃないのよ!」
とか、
オバマがきれいごと言ったら、
「ドゥテルテ大統領がそっぽ向いて、中国有利の秩序にしかならない」
とか、
思うわけですよ。
予想でなくて、主観でなくて、
客観的・統計的に。
マスメディアとの温度感というか、
なんというか。
ブレグジットの時には「声」「統計」が取れて、
ちょっといい思いをさせて頂いたが、
もし木村太郎さんとお友達なら、
今回もいい思いをできたかもしれません。
今年はブレグジット、米大統領選、
こんな大きなイベントで予想を外したマスメディア・・・
関係者の皆様は、
一度取材や出演される上級会社員の背景を
しっかり見直して、
もう少し複眼思考での論調展開と
番組の作成をお願いさせて頂きたいところです・・・
少なくとも現場をさらっとインタビューするだけでなくて、
その現場で知り合った人とウイスキーでも飲んで、
「本当はどう思っているの?」と
100人でも10人でもいいから、
現場の本音を拾うような報道をしてほしいものです。
(製作費が削られているのは承知していますが、
肉食ビジネスマンなら、
自腹で安い飲み代くらい払って情報収集しよう!
あとで巨大に帰ってくるから・・・)
例えば、
私が今年半年かけて回りに回って聞き込みした
アジアのユニクロのスタッフだって、
最初は「うちが一番」というけど、
お酒が入ると本音を教えてくれたりする。
社長室にインタビューに行くよりも、
ハッピを着て汗をかいて服を売っている
お姉さんお兄さん100人と話した方が、
日本のユニクロが、
どのくらい世界のユニクロかが見えてくる。
ここには、
CMもない、やらせもない。
あるのは本音という真実だけだ。
大きなマネーを動かすのに、
必要なのは
たくさんの現場の声と
小さな費用と
統計的分析で済むし、
これが最も有益だと信じている。
ネットが勢力を伸ばしているこの時代だからこそ、
本や雑誌でありきたりに読めない
隅々まで取材した番組をみたいものです。
ちょっと木村太郎さんのファンになりそうです・・・
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