こんばんは。
朝香です。
こちらの108ページで営業利益率について触れていますが、
営業利益率(絶対値)が何%以上という基準は公開していません。
それはこれに関してはかなり精査をして、
個別ごとに望ましい利益率を算出する必要があるためです。
知人の何人かに同じ質問を受けたので、
ここでお答えしてみました。
なお、
企業が大きくなるにつれて、
営業利益率は非常に大きな要素となるので、
割安度の算出に多大な影響を及ぼす要素の1つであることは、
併せて明らかにしておきたいと思います。
そのうえで、
時価総額がたかだが100億円以下とかそんな程度の会社に、
リアル社会で投資をしていたら何を求めると思います?
会社の規模拡大、
つまり売上の拡大と業界シェアの向上ですよ。
それがうまくいけば、
経営者が本当のうつけでもないかぎり、
収益力は上がっていくだろう。
なので、
営業利益率に関しては
時価総額の極小に絞った10倍株の新総則では、
あのくらいのフィルターでいいと思っています。
時価総額100億円と時価総額1兆円の会社の基準が、
すべて同じわけがないでしょう。
人間だったら、
15歳も40歳も70歳も同じ基準でスポーツ大会なんてやられたら、
かないませんね。
15歳なら15歳の、
40歳なら40歳の
70歳なら70歳の基準を持って会社も
精査しなければ。
今回の本では血気盛んな子どもが、
市場というステージで素晴らしい大人になる
ポテンシャルを秘めた会社を探す効率を上げるための
ツールを提示したつもりです。
2章の銘柄を論じるのも決して悪い事ではありませんが、
3章、4章のような投資の知恵を積み重ねて、
5年後、10年後、15年後も
会社も自分も社会も潤す株を見つける力をつけることがもっと大事。
もし私の本をきっかけに、
ピーターリンチ、フィッシャー、バフェット、オニールなどの
名著などにも触れる日本の投資家が増えたらうれしいですね。
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