先週2日、
政府の経済財政運営の基本方針素案で、
現状の経済認識を示す章から
「デフレ」
の文字が消えた。
このブログでも、
再三にわたって、
デフレ脱却の抵抗勢力である
イオンやニトリなどの社長の発言に象徴されるような
日本の脱デフレ脱却失敗懸念が、
世界の投資家にとっての
足かせとなっている点に
言及してきた。
長期的にはなぜ小金持ちのはずの日本人は、
子どもを増やさないのか?
少子化の先に未来はないだろう!
などと言われる問題はあるが、
目先の相場では、
この「デフレ」停滞懸念が私の周りの投資家の最大のネックだったことは、
欧米外遊の際に綴った通りだ。
デフレの文字を消してくれた政府に感謝しつつ、
この6月から値上げが再開されたが、
このベースが続くこと、
そして、それに伴ってみなさんの賃金が上がり、
景気の好循環がさらに高まることを期待したい。
そして、
これまで忍耐を持って相場に居続けた果実を、
いつ味わうか。
明日か1年後か、
散らしていくとは思うが、
こればかりは相場が決めたサインに淡々と身をゆだねるまで。
今後の焦点はその1点のみになってくるだろう。
そしてできうるならば、
日本からデフレの3文字が消え去り、
日本株はここから一段高を見せ、
次のなんとか危機やらなんとかショックで不景気が来た時に、
この日経平均2万円が、
次の相場の底値になると、
これから老い先長い長い
日本の投資家としては、
大変ありがたく思うし、
それを望みたいものだ。
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