おはようございます。
朝香です。
8日に雪の積もったニューヨークでしたが、
翌日に発表された雇用統計は素晴らしくバランスのいいもので、
景気への先行き期待と過度なインフレ加速懸念の後退を織り交ぜ、
次の日本株の高値に向けて、
今月発表の米住宅指標が悪いものでなければいいなあと思っています。
さて、
タイトルにありますように、
政治懸念や景気が強いから上昇している金利懸念で停滞する目先のマーケットの
くだらない時間を使って、
わたしは世界一周の投資旅に出ています。
今日でようやく全米の意中の場所を回りきったところで、
わずかなバカンスにカリブ海に飛び立つところです。
やがて約半年でリーマンショック発生から10年が経ちますが、
この10年間の成長を疑わなかった
消費関連銘柄の御三家ともいうべき
ユニクロ、MUJI、ピジョンは未だ市場で堅調です。
色々な事がありましたが、
その存在感は日本市場の中でも増していく一方でした。
やはりこの成長性判断の根底にあったのは、
上海への留学時にすでに中国を市場として捉え、
その次を狙っていた3社を現場で実感し、
その成長性を鳥肌がたつように、
ちっぽけな海外展開の時に巨大企業への軌跡が明確に見えていたからといっても
過言ではありません。
最近は年の半分近くを海外で過ごしていますが、
先日そのような事を考えながら、
ふと、
「一気に注目企業の現場を回って、次の10年の消費御三家を見定めたい」
と思い、
1日で一気にフライトや目先のホテルを手配して、
現在「世界一周投資旅」の真っただ中にあります。
もちろん、ここ数年の注目企業への突撃視察が重なって起きる事ではありますが、
すでに3社が私の肌に幸運の青い鳥を連れてきてくれました。
すなわち現場で鳥肌ものの可能性を感じさせてくれたのです。
そう、15年前に上海で飛躍を確信したユニクロのように。
これから米の利上げはなお進み、ECBの金融引き締めも始まって、
いつかは市場はクラシュすることでしょう。
しかし、
ユニクロ、MUJI、ピジョンがそうだったように、
世界の消費者に浸透が進む企業にとって、
次のリーマンショックの荒波は、
「素晴らしい企業を魅力的な価格で買うチャンス」という名の
波で終える事でしょう。
わたしが10倍に拡大する可能性を見出している企業の中には、
目下の営業利益が減益で売られたものもありますが、
世界中の現場を見て回っている私にとっては、
市場の愚かさを感じさせる短期美人投票的なものにしか感じさせません。
もちろん、まだ旅は序盤です。
これから南米、アフリカ大陸はもちろん、
半年ぶりに欧州市場にも目を配ります。
しかしながら、
世界最大の経済大国アメリカで飛躍をする会社の現場で鳥肌を覚えた時、
わたしはその企業達がその商品・サービスで社会を豊かにし、
従業員・取引先・株主の富を増やし、
これからの日本市場をけん引してくれることを信じてやみません。
株価=1株利益×期待値
1株利益は売上から生まれ、
その売上は人々や企業の消費から生まれる。
期待値はその状況が明るみになってシェアが進んで形成されていく。
だからこそ、
賢明なる投資家は、
その売り上げが生まれる現場で人々や企業の本音に触れて、
未来の期待値を計り、市場関係者の期待値の先を行く。
これからAIがますます全盛になるからこそ、
AIによる定量主体の分析を上回れる
人にしかできない分析をする。
私はFace to Faceで現場の声と温度感を大事に、
例えAIが定性分析をするようになっても、
古来のフィリップフィッシャー氏のように、
全力でそれを上回る結果を残していきたい。
【世界一周投資旅】
10年目線で飛躍する「次の成長企業」を探し求めて!
まだまだ序盤ですが、
どこかで本にまとめる機会があると思いますから、
それまでぜひしばらくお待ちください。
この全米での思い出の「点」を、
「線と面」に自分の中でまとめるために、
ベストシーズンのカリブ海で少し海に揺られて整理したいと思います。
では、
いざ次の大陸へ。
末文ながら、
わたしの現場取材にご協力くださった米国の多くの関係者の方に
この場をお借りして御礼申し上げます。
次の本のはじめがきを想定した
キックオフになってほしい記事まで。
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