このバリュエーション評価法は、
朝香独自の最新ツール。
銘柄のバリュエーションを
「成長性・収益性・効率性・安全性」のあらゆる面から算出し、
全指標でバリュアブルなものを最上位にランクし、
割高なマイナス点がひとつでも多いものを
下位にランクさせる独自の方法で、
史上最大の大化け株発掘・獲得を目指します!
以下、
バリュエーション評価の
銘柄検証事例で、
日本株2例目は
私の書籍発売後に急騰したテンバガー、
北の達人を取り上げます。
ご参照ください!!
事例④ 北の達人(2930)
「全期間のバリュエーション推移表」
(↑クリックで拡大できます。なお、長年の推移で営業CF&自己資本比率(安全性)のマイナスポイントがなかったため、2指標は掲載を割愛しています。ただし、キャッシュフローも自己資本も上記の各バリュー指標に活かされており、間接的に数字に織り込まれております)
なお、
以下に最低限の見方だけ掲載し、
続いて説明入り図解に移ります。
●ランク・全体相場判定
ひとつの指標で判断せず
割高圏の数でランクを下げる減算式かつ
総合的に割安/お値打ち度の強い順を
判別できるランキング形式。
場合によっては株価が業績予想に先行し、
割安/割高のバリュエーションが
だましとなる場合もあり、
海運・非鉄金属・不動産などの景気敏感株では
その傾向が相対的に強い点には注意も必要。
また、
個別銘柄の評価の際に、
独自に割安・割高の判定レンジを
変更しています。
●各指標と基準表
<基準表>
(↑クリックして拡大できます)
損益計算書・貸借対照表・キャッシュフロー計算書の
主要3財務諸表の全てを駆使し、
バリュー・グロース重視の各指標、
ならびにそのブレンド指標を算出。
売上、利益、ROA、キャッシュフロー、自己資本,、負債
などの数字を全面的に駆使し、
「成長性・収益性・効率性・安全性」を査定し算出。
(なお、査定・算出に関してのご質問等はあいにくNGです)
長期:10~20年
中長期:5~10年
短中期:3~5年
短期:1~3年を想定。
「22~228倍 北の達人 推移事例と教訓など」
(↑クリックで拡大できます。途中経過年の中略あり。プレーン状態の図表は最上部の図解を参照ください。なお、時価総額500億円以下の部分は、小型株の企業脆弱性を鑑みて短期のチェック指標を増やすバリュエーション評価を行っております)
上記推移表にあるように、
算出の全指標が100倍株の種条件を満たしていた
SA☆ランクの12年5月基点①で買って、
(最初に青枠で囲った部分。ランクの詳しい見方は、前出のランク表を参照ください)
実際に利食いして手仕舞った
18年5月(F■8・赤線枠)まで
ずっとホールドして売ったとしたら、
228倍のメガ果実を
驚きの6年で享受でき、
(倍率①・濃い紫の矢印参照)
この新指標・運用法は
その実現を支える合理的な武器として
とてもワクワクする可能性を持っています。
(長期個別成長株の醍醐味はこれに尽きると言っても過言ではない代表例のひとつです)
単純な誰もが見ている割安指標や、
ましてやなんとなくの勘で、
この超長期バイ&ホールドの再現は
かなり難しいと思いますが、
その他のアップする事例も含め、
上記の分析法での再現力は
かなり期待できる結果となっています。
なお、
16年11月基点②は、
私がブログで注目したタイミングで、
翌17年2月は新刊で同社をご紹介したタイミングで、
そこから業績も伴って人気化し、
18年5月に
(薄紫の矢印・F■8・赤線枠参照)
22倍を達成。
(この時は旧式のバリュエーション評価法でもF7・F8に負けないくらいの割高売りサインが点灯したため利食いし、さらには事業の分散筋肉質を気に入っていたのに、ヒット商品の占有率が超上がり人気化による株高だったため、株価のあまりの短期過熱もあって、完全に手仕舞ったタイミングでした)
その時の仕掛けは
タイミングはよかったですが、
・それまで約4年半以上に渡ってずっと割安株で放置されていた
=テンバガーの芽は比較的長くキャッチできる
(これは日本の小型株アルアルですね。水色の点線枠のどこからでもテンバガーの芽になっています)
・100倍株の種を仕込むタイミングは決して長くはない
=ほとんどが他例でも全体相場が景気後退か大減速の時だけに100倍株の種は出現し、それは他方で21年9月以降の未来に対して再びワクワクして相場の推移を追っていることに他なりません
・大化けの過程で15年~16年の世界景気減速時(赤点線枠15年11月→16年8月)に、マイナス37.7%のドローダウンがあったこと
(これは図解事例の振れ幅ですので、実際の最大のドローダウンを示すものではありません。なお、個別企業の価値・将来性や経営者に損傷・失望なければ、あるいは他にもっと魅力的な投資対象がなければ、全体市場の調整による大きなドローダウンは積み増しの好機とみなすでしょう)
などを認識しておかねばなりません。
すべての銘柄において
大事な共通点ですから、
何度も繰り返し書き残しますが、
マイナス●●%だから損切というルールでは、
長期投資における最大の甘味を味わうことは不可能ですし、
この点はウォーレン・バフェットやピーター・リンチにも
ぜひ学んでいただければうれいしいところです。
そして、
この夢物語を実現させるには、
・投資先企業の経営者・事業が有望で将来性と拡大余地があり続けること
・可能なら魅力的な価格で購入し、それが無理でも少なくとも割高過ぎない「妥当性の範囲内」で買うこと
・価値に対しての価格がバリュエーションの許容範囲を大きく逸脱しない間&自分目線の期待消失がない間はホールドし、仮に途中で少し割高と判断して利食っても、有望な企業が再び魅力的な価格or状態になったら再度買い戻すこと
(再度魅力的なバリュエーションに戻った時に、売った株価よりも安いとは限りません。売った後に、該当企業の好決算で株価は急伸し、時価総額は大きくなるのに、業績成長を背景にバリュエーションが安く戻ることも多々ありますので)
・バリュエーションで割高圏になったら一部利食いを行って、会社の成長果実のおすそ分けはしっかりいただいておくこと
(この辺のさじ加減と塩梅はかなり高度に難しいところですが、私は長期相場判定ナビ(LMI)とこのバリュエーションである程度は機械的に最大化を狙いつつ、日々研究と進化を続けて、この点はまだまだ勉強・修行を積んでいきたいところです。なお、非合理の理というか合理性の概念を超えて自分の未来の理想実現に必要な企業を応援したいという気持ちだけで投資する場合などは除きますが。もちろん、前者の「価値>価格の合理性」と後者の「志ある最大限のソーシャルホット」が両立する時が最高の投資ではありますが、想い人や人生の伴侶と同様に、そんな会社はそうそう出会うことは多くないので、みなさまもみなさまの納得する自分目線でそんな会社を見つけたら、がっつりハグして決して離さないように大切にしてください)
などが重要で、
これは、
これまで幾多のテンバガー、
ハーフ・ハンドレッドバガーを
つかんできた私の教訓です。
一朝一夕では身につきませんので、
しっかりと投資力(知と精神と経験)
を磨いていきましょう。
そして、
人生初のハンドレッドバガーをつかめるよう、
私も磨き続けます!
最後に、
同社に関しては、
その後のバリュエーション推移も
おまけとして載せておきます。
<北の達人、22年9月最新値を最下段に掲載>
18年5月の後に、
もう一度だけ時価総額1000億円越えをしてからは、
順当に(?)時価総額を下げて、
バリュエーション評価も改善傾向にあります。
強烈な想い出のある銘柄ですし、
社長も独自の高い経営手法を持った魅力的な方ですので、
どこかで再びS~A(せめてB)ランクにならないかと、
継続ウォッチしております。
ただ、
直近では業績予想の上方割合以上に
株価が上昇しており、
そうなると、
勝手な個人的な希望としては、
以下のような株価調整が今後あると
うれしいところです。
(もちろん、何か隠れた潜在成長トリガーなどがあるのであれば、Cなら決して妥当性を超えた割高とは言えませんので、そういうビビビっというのがあれば問題ないとも思いますが)
<北の達人 月足チャート>
(ほんと個人的には今年のサンタさん~来年のサンタさんが、上記くらいの月足節目への下値押し調整を運んでくれるとうれしいなあと株価を眺めています。現状はCランクのバリューだと同社以外に目移りしているので、私個人の所感はそんなところです。ただ、同社のホルダーの方にとっては、現状C3.5ランクで若干の割高寄りになっていますが、D>E>F>Gランクと上がるのり代もありますから、そうなるといいですね)
以上、
【22~228倍 北の達人 (2930)】新バリュエーション事例④+22年9月最新値のおまけつき
でした。
※当記載のコンテンツは情報提供を目的としており、投資の勧誘を目的としたものではありません。株式投資には価格の変動があるため、利益を生むことも損失を生むことも両面が起こりうることが想定され、投資に関する決定はご自身の判断において行われますようお願いいたします。また、情報は正確を期するように心がけておりますが、掲載しております情報には誤り・リスク・不確定な要因を含む場合がございますことを予めご承諾ください。なお、掲載された情報等の利用に関しまして当方並びに事務局は一切責任を負うものではありませんのでご了承ください。
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