もうFOMCの結果に関しては、
報道もたくさん出ているので、
オープンでシェアしていきましょう。
・議長発言要旨
・市場の反応
・12月の利上げ幅縮小も示唆
・ピーク金利はより高めに
(↑仮にこれがわかっていなかったエコノミストやアナリストがいたら、単純に半世紀分のデータ数字を見直しましょう。過去法則では100%発生の事前データが揃っていました)
11月3日AM3時のFOMC声明文も
3時半からのパウエル議長の会見も、
当方的には何のサプライズもなく、
今の1回で3回分利上げを行う超速利上げがいずれ減速するのは、
ある時点でそうだとこれまで過去のパウエル議長会見で
示唆されていたものだし、
(声明文に累積の時間差効果を見定める文言が入ったことは進展)
足元の雇用・賃金を中心にまだ堅調な米経済指標、
来週の中間選挙を控えて
足元のガソリン価格の不満で民主党苦戦が伝えられる中、
手綱を緩めることを言うはずもないと
事前に想定したタカ派議長の姿勢で、
個人的には100%しっくりきたFOMCでした。
議長の、
「VERY PREMATURE TO THINK ABOUT PAUSING!」
「=利上げの一時停止を考えるのは非常に時期尚早だ、(利上げ停止なんてまだ考えられる訳がないだろう!)」
はマーケットの雰囲気を一変させるには、
十分な一言でした。
(昨日のWBSの山川コメンテーターからも、私の事前の想定のような中間選挙・政治に配慮した推測が語られていましたね。緩和競争時代を経て、今や現代金融において完全な中央銀行の独立など成しえていませんし、共和党員でもある議長が仮にハト的な発言でもして緩和期待から金利が下がり原油が上がり、選挙中のガソリン価格が上がったら立場も難しいものがあったことでしょう。政権の監視役みたいな副議長や新理事も数人増えていますしね。さらに、仮に上院下院で共和党が圧勝すると選挙公約に減税の引き上げまで掲げていますから、英国の二の舞になる懸念が台頭する前に中央銀行のボスとして釘を刺しておいたとしたら、民主党政権の目先の希望も活かして、共和党が圧勝してそんな懸念が出る前のタカ牽制という素晴らしい仕事を実はされたのかもしれませんよ。いずれにしても、変動は中間選挙終わった後から注目です。今度は失業率が上がり始めたら、一部の民主上院議員の言っている『金利引き締め過ぎ』の声が大統領選も意識して、いきなり声高になり、そこに議席を増やした共和党の減税も乗れば、またいつか来た道のリスクオン!?。で、私が議長なら、そうなる前にしっかり株価を冷やしておき=資産効果で景況感の引き上げにつながらないようにし(そうでないと異次元利上げの効果が薄まっては困りますから)=今月の株価くらいは下げてくれ、そう考えますね。表の立場に立つと思っている事の4分の1も言えたらいいほうですから、そんなことは言いませんが、米国の同志と行間を読むのは楽しいものです。もちろん、正しいかなんてわかりませんから、あしからず)
ここ2日間は
年初からずっと想定軌道に据えている線に回帰し、
米国株価も進行中。
(ハト見せ声明文とタカ徹底会見で金融政策ウォッチャー的にはバランスの取れたものだったと思われます)
少しですが、
売り増しておいてよかったですね。
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