記事作成 2023年5月17日 22時
事例第3弾は
北の達人の刷新版を
アップします。
北の達人(2930)事例
「全期間のバリュエーション推移表(ver.3)」
※この事例集は『指標の有益性』と『活用の運用ルール』を習得するための事例提示が目的
<事例で覚えておきたい点>
(2012年5月)
☑総合BAG~THSまでの左から重要な4指標のクアトロサイン、ならびにG-GARPにも激安種のサインが点灯
☑同社の2018年大天井まで唯一のSランク割安度で、唯一の100倍株の種となった(6年で228倍へ)
(2012年8月~2017年2月)
☑全体相場判定がずっとB(ブル)のため、判定はランクのみ掲載
☑約4年半の中期にわたり、何度もテンバガーの芽を仕込むチャンスがあった
☑逆説的に、この4年半の間は時価総額の「大きな急上昇」なく、割安・激安だから上がるとは限らない点は忘れない
☑投資対象の有望性・割安度の魅力持続中、賢明なる投資家にとって待つこと・買い増す事が任務となる
☑結果として17年2月までの仕込みがすべて「テンバガーの芽」となった
☑同社株においてのテンバガーの芽は「SA~Cランク」で長い時間の好機が続いた
(2015年11月)
☑ずっとA~Bの優良割安成長株だった同社で、途中唯一のCランクの時期
☑短中期に2つ、中長期に2つ過熱を示すサインが点灯したことから一部利食いはOK
☑このケースではすぐに2016年2月に株価調整でAランクに戻ったところを買えばパフォーマンスは俄然向上
☑ただし、多くを利食いしてしまうとその後にD>E>Fランクと株価が急騰した場合の利を逃すため注意
☑結局はどういうスタンスや期間で対象株を売買しているのか、正解は投資家によってバラバラ
つまり、15年11月のプチ急騰でどんな方にも言えるのは、
・中長期~超長期ならまだ10~数十倍株の芽になれるポテンシャルはある
・短期(1年内)~短中期(3年内)程度の投資であれば、一部売りを仕掛けてもよい淡い過熱くらいはある
という状態で判断し、先述したようにその答えは投資家の状態によりバラバラだろうということ。
(2016年2月~11月)
☑実際に同社を発掘して仕掛けていった時期
☑8月には上記の表でトリプルブルーの激安サインが点灯し25倍の種となった
☑2012年5月の228倍株の種ならいいが、時間効率を考えたら2014年より2016年のタイミングが理想的だが・・・
☑そんな都合のよくは難しく、2014年にご縁があって魅力的で仕込んでいたら2年が経過し、2016年を迎えたと推察
☑よって、私の見つけたタイミングから2年で22倍超を取れたことを幸運と捉える
☑そのスタンスの上で、理想はやはり「12年5月の種」を探し続け6年で228倍を取れること
(2018年2~5月高値天井)
☑まだC-Dランクでまだ利を伸ばしていたところ、18年2月に急騰到来
☑18年2月後半、従来メイン使用GARPレシオ20越えで超割高、総合BAGレシオ・BAGも10超の割高のスコア
☑2月後半のEランクでは10年20年目線のスコアTHSも急激悪化
☑ファンダメンタル的には2月のほうが割高で、定性的な期待も尽きていればEランクで終了しても仕方ない水準
(5月の方が業績はいいため、株価は上がってファンダメンタルがわずかだが改善)
☑ただ、実際には筋肉質だった同社の収益構造に疑義を感じた点と中長期テクニカルの熱狂圏突入を指摘し、幸い5月の大天井で売り抜けることもできた
☑これはファンダメンタルだけでは限界がある点と、欲張らなくて腹八分なら2月売り抜けでも十分と両方正解
☑もちろん、レーザーテックのようにまだ先がある判断を当時の同社株にも感じていればGランクを目指しただろう
(Gランクまで熱狂過熱して大天井売りしたのは、リンク記事下部のレーザーテック参照)
☑しかし、自分目線で魅力的な事業構造の変化を感じていたため、ファンダメンタルのセミファイナル過熱とテクニカルサインの熱狂での撤退で終了
以上、
6年で228倍の
北の達人事例、
ご参照まで。
《参照》
◎各指標の売買許容判定レンジ表と格付けランク判定表の見方
<各指標の売買許容判定レンジ>
*お手数ですが、各画像をクリックし拡大してご覧ください
(少しだけでも見やすくするため横幅を短くし、備考を別に分けるなどの再加工を施しました)
<判定・ランク格付け表>
※D以下は今後のデータ蓄積で配点変更の可能性あり。B以上は全体市況のブルB・ベアSに関わらず判断不変
の深堀の一環記事です
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