新創刊のデータ集
を週次で更新していく予定にて、
今回はそれに関する記事です。
この日経累進高配当株コア・イレブンとは、
11銘柄をピックアップした以下の銘柄です。
(日経累進高配当株指数は、まだETFはありませんが、「愛称:しっかりインカム」までわざわざ設定されており、新NISA制度開始以降の資金流入の加速期待を連想させる印象があります)
当スコアは、
各11銘柄のスコアを算出したうえで、
格付けは平均値、GVスコアは時価総額加重平均で
算出していきます。
<日経累進高配当株コア・イレブン一覧>
①日経累進高配当株で日経平均高配当株50指数or日経連続増配株指数にも採用されている非金融株7銘柄をまず決定
(非金融株を優先するのは、未来で比較していくナスダック100指数に金融株が除外されているためと、数を最小限に抑えるためです)
②金融株は人気や安定度も加味して、超メガバンク2行ともう1つのメガバンクを入れた3行を採用しました
③以上の10銘柄でも良かったのですが、日米Core10銘柄と区別をはっきり分ける意図やイレブンの響きの良さもあって11銘柄としました
④累進高配当年数が山口FGより少ないふくおかFGを採用したのは、個人的な話で恐縮ですが、福岡銀行の元頭取で日銀の理事も務められた佃さんにかわいがっていただいたこと、今年の2月に福岡・熊本を視察後に爆上げした不動産株も然り、国内において同域の相対的な成長優位性と、その域内の経済を担う金融機関である点などから採用を決めました
そして、
今日はこの中から破竹の連続増配株として大人気の三菱HCキャピタルと
足元で上昇目覚ましく同じく圧倒的大人気のメガバンク首位の三菱UFJ-FGを
参考集(推移事例データ)として取り上げておきます。
<三菱HCキャピタル(8593)>
⑦:配当利回りが1.02%と配当株としては急落懸念レベルまで株価が過熱したと思われる中、割安度もC7.5グレー&GVスコアも50割れのグレー
⑬:今度は予想配当利回りが3.5%もあるのに、その後に急落した⑬の格付けとスコアに注目!
仮に、
配当利回り2.5%以上・
格付けがCの非グレーゾーン(3.5以下)・
GVスコア60以上でタイミングを見ると、
①・②・⑩・⑭・⑯・⑰が買いとなり、
直近の⑰も上昇加速前に駆け込みセーフのタイミングで報われています。
それに対して、
⑬ではCのグレー域とGVスコアの50割れのスコアによって、
表面的な3.5%高配当株のもっと深いバリュエーションから
買いを見送れた可能性があります。
仮に、
毎月の単月データしかみれなかったとしても、
設定した格付けランク・GVスコアの絶対値で
おおまかなバリュエーション位置が把握でき、
バフェット来日以降に導入したキャッシュフローを一層取り入れた新格付けに、
50を中間点として見やすくなったGVスコアが効力を発揮しそうです。
<三菱UFJ-FG(8306)>
①・②
さすがメガバンク首位で人気が出ると過熱しやすいのか、同社株に関しては高値圏で短期GVSスコアSが割高圏~割高になったのが過去の教訓のようです
③・④
E・FからDへのランクアップで押し目になるようなUS人気株ほどではないですが、同社に関してもC3-3.5は十分な押し目圏になったようです
※今日も含めてますます大人気の同社で、急きょ予定外に直近過去の高値・明日安値圏をスポット計算しました
※スコアの算出にはPL・BS・CFの決算書を洗いざらいに分析・入力する作業が必要であり、前出の三菱HCキャピタルのスコア推移の計算だけで6時間を費やしております。新企画を先に進めたいため、必要最低限の推移・スポットスコアにてご容赦ください
☟
三菱UFJ-FGの株価推移に関しましては、
後日にもっと詳しいバリュエーション評価のスコアを公表しておりますので、
併せてご参照ください
なお、
両者を含む11社の
最新割安度・スコアに関しては、